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4話 ページ4

Aside



電車の中、仕事帰りの人でいっぱいではぐれてしまいそう


『人多いな・・・』


「この時間だし普通でしょ」


『普通とは』


というか、さっきから不機嫌オーラ出してるのに気付いてないのかな


「そんなに俺の事嫌いなの」


『いや、嫌いって、そういう訳じゃないですけど・・・』


「じゃあ何」


『・・・これでもし、私が角名先輩に惚れたらそこでこのゲームは終了、罰ゲームとして先輩と付き合う、でも、付き合ってどうするんですか?』


仮に私が惚れても先輩が惚れないんじゃ付き合っても意味は無いだろう


「Aって意外と乙女?」


『なんでですか・・・』


「その話を聞いてると、両思いじゃなきゃいやだって言ってるみたい」


『・・・・・・』


先輩の言ってることは、間違っていない、付き合うならば両思いじゃなきゃ少なくとも私は嫌だ。


「だからAが頑張るんだよ」


『え、?』


「惚れたら負けなんだから、Aが俺を惚れさせればいいじゃん」


『・・・そんな事、できるとは思いませんが・・・』


「なんで?」


『先輩、みるからに奥手そうじゃないですか・・・』


顔もいいし、性格はよく分からないけどめっちゃモテてるし


「確かに」


『認めちゃうんですね・・・』


(○○駅〜次は○○駅〜)


『あ、私次で降ります』


「俺も次だよ」


『へぇ、』


あからさまに嫌がってしまったけど先輩だから別にいいよね

って言うか、私が惚れさせるってどうやって・・・


『どうやって惚れさせるんだよ・・・』


「色々してみればいいじゃん、デートしたりお泊まりしたり手繋いだりキスしたり」


『っ、私にそんなに能力があると思いますか・・・?////』


「ほら、それとかめっちゃクル」


『え、今のどこがですか・・・』


「上目遣いとかいいんじゃない、今の可愛かったよ」


上目遣いのどこがいいのかさっぱり分からないけどきっといいんだろうな


『あざす・・・って、さりげなく指絡ませないで下さいよ・・・!!////』


って、何照れてるんだ私!


「別にいいじゃん、って言うか、A意外とうぶだよね」


『だって、恋愛なんてしたことないですもん、手だって小学校の入学式で繋いだくらいで・・・』


「それ面白いね」


『どこがですか・・・╬』



________


「じゃ、また明日」


『わざわざありがとうございました・・・』


「いいえ」


ほんと、なんなんだろう、あの人・・・

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まさみ(プロフ) - 最近 角名君気になってたから楽しく読めちゃいました!角名君に上手く誘導される感じが好きです(^∇^) (2020年6月25日 22時) (レス) id: 3bff8cdc29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:るぅーちゃん | 作成日時:2020年6月22日 2時

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