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北斗.
『ん、…』
ぼんやりと目を開ければ見慣れないクリーム色の天井。腕を立てて体を起すと、シングルサイズの薄汚れたベッドはギシギシと音を立てた。
ジ「oh、Goodmorning!!」
『う、ゎ…』
何処から現れたのか、急に現れた(…と言っても多分普通に扉を開けて入ってきたのだろうが)ガタイのいい外人に思わず肩をビクリと震わせた。
『ぐっと、もーにんぐ…。ッ、あの、…あぁ、えっと…』
Goodmorning、果たしてこれはGoodと言えるほど気持ちの良い目覚めなのか、言うならば第一朝でもないし…
まぁそれよりも。此処は何処ですか、貴方は誰ですか、聞きたいことは山程あるのに生憎そんなに達者に話せるほどの英語力は持ち合わせていない。
『ご、Go back home!』
何とか口から出た言葉は学生時代、何処かで覚えた連語。お願いだから伝わってくれよ…。
ジ「…what? You want to go home?No. You're going to live here from today.」
ペラペラとその外人の口から出てくる言葉。上手く聞き取ることは勿論出来るはずもなく、多分傍からみればとんだ間抜け面をしていたと思う。
ジ「ッ〜〜、heッheッhe、」
ジ「はぁ〜〜、もう面白いねぇhehe 、えっと…名前、」
え、?
もうよく分からないくらいに頭が混乱していてよく分からない。頭の中の何かが紐のように絡まってしまったような、むず痒い感じ。
『ほくと、まつむらほくとです…』
何だか条件反射のように口から出た名前。そういや知らない人に名前を教えるなんて悪用とかなんやらで怖いなぁなんて回らない脳にぼんやりと浮かんできた。
ジ「ホクト…ホクちゃんだね!」
『え、ぁの、英語、?』
やっとの事で質問をしたけど明らかに一番どうでも良い事を聞いてしまった気がする。何でここにいるのかとか、お前は一体誰なのかとかそう言う事を聞くべきだった、。
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ひな(プロフ) - こういった作品を待ってました。更新楽しみにしています (2021年7月11日 12時) (レス) id: 0dfff446cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こと。 | 作成日時:2021年7月4日 14時