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タイミングが悪かった。
藍の風邪、莉玖の原因不明の不機嫌、辰哉の仕事。
そこに重ねて、私は生理前。
女性は1ヶ月に4回性格が変わるくらい、ホルモンバランスが崩れるっていうけど、ほんとにその通り。
私はPMSの影響で、1週間前からイライラして心に余裕がなくなり、お腹と腰に鈍痛が走る。
辰哉はここ最近、私たちが寝てから帰ってくる。
朝も莉玖を保育園に送っていく時間がないらしく、私が藍を連れて送り届けているんだけど、莉玖が珍しく保育園に行きたがらない。
保育園に行く時間になると、行かない！と登園拒否をしはじめる。説得をすると涙をポロポロ流しながら準備をしてくれるんだけど…。
何か行きたくない理由があるのかと思って、保育園の先生に聞いたけど、特に変わった様子は見られないらしい。
理由も分からないまま泣いているので、どうしたらいいのか分からなくて。
それでも毎朝泣き続けるから、私も怒っちゃダメなことは分かっているのに、分かっているんだけど、イライラして語尾を荒げてしまう。
藍はなかなか熱が下がらなくて、夜はなかなか寝付けないし、頻繁に起きている。
もうヘトヘトだった。
家の中に鳴り響く泣き声。
耳を塞いで逃げたしたくなった。
限界かもしれないと感じ始めていた頃、やっと寝てくれた藍の隣で私もベッドに入ろうとした時だった。
時計の針はすでに夜中の2時を指していた。
辰哉が帰って来ていないことに気がついて、連絡しようとした時、玄関が開く音がして、リビングに灯りがついた。
終電に乗り損ねるくらい、こんな夜中になるくらい仕事が大変だったのだろうか。
顔だけでも見ておこうと思って、私も寝室を出てリビングに向かった。
深「あ〜！A〜！！」
顔を真っ赤にして、ヘラヘラ笑いながらソファに横になっている。
近くによるとお酒の匂いや香水の匂いがぷーんとして、呑んできたんだなと分かった。
貴「ちょっと、藍起きるから静かにして！」
深「んぇ〜？藍ちゃんかぁ、ごめんごめん！」
悪びれる様子もなく顔の前でパチンと手を合わせる辰哉の姿を見て、私の中で何かが切れた。
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きこ(プロフ) - カさん» ありがとうございます💜 (2023年3月5日 16時) (
レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
カ(プロフ) - きこさん» 作者自己満の作品に嬉しいコメントいただき涙涙です🥹非公開になっていました…！教えていただきありがとうございます！公開いたしましたので、ぜひお読みいただけると嬉しいです^ ^ (2023年3月5日 16時) (レス) id: 5b373ae6f8 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - お話楽しみに読ませていただいています！ふっかさんみたいな人ホントにいたらいいのに(⸝⸝ ´艸`⸝⸝)思い違いでしたら申し訳ないですが、126話がないようなのですが… (2023年3月5日 6時) (レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カ | 作成日時：2023年2月24日 20時
