133 辰哉side ページ33
次の日の仕事終わり
Aと一緒に莉玖を迎えに行くと、Aのお母さんから今は俺の実家にいると言われた。
実家のドアを開け、莉玖の名前を呼ぶ。
深「莉玖〜!パパとママ迎えに来たよー!」
リビングの方からダダダダっと走ってくる音が聞こえて、おかえり!と言いながら飛びついてくる。
深「あはははは、ただいま!ちゃんといい子にしてた?」
莉「うん!ちゃんとばばとじじのいうこと聞いたよ!」
深「お!偉いなー!」
俺の両親はじじとばば、Aの両親はじいじとばあばで呼び分けている。
深母「おかえり」
貴・深「ただいま」
深母「好き嫌いせずご飯も食べたし、お父さんと一緒にお風呂も入ったのよ。あんたたちは?ご飯食べたの?」
深「いや、仕事終わりすぐ来たからまだ食べてない」
深母「じゃあ、なんか作ってあげるから食べていきなさい」
貴「嬉し〜!辰哉のママのご飯食べたかった!」
深母「ふふふ、手洗って来なさーい」
手を洗い終わったAは、サササッとキッチンの方へ行ってしまった。
貴「手伝う!」
深母「いいのよ!仕事で疲れてるんだから、座ってなさい」
貴「深澤家の味を学ぶの!笑」
深母「え〜笑?そんな特別なことしないわよ〜?」
貴「何すればいい?」
深母「じゃあ…」
本当の親子みたいに、いやもうほとんどそうなんだけど、自分の親と奥さんが仲良くキッチンに立っている姿を見ると嬉しくなる。
途中俺の名前が聞こえて来て、ちょっとドキッとしたけど笑
「できたよー」とAに声をかけられ、莉玖は父ちゃんにバントタッチ。
懐かしい実家の味に安心感を覚える。
もちろんAの作ってくれる味も大好きだよ?笑
貴「美味しいー!やっぱり辰哉ママのご飯最高!今度私も作ってみよっかなぁ」
深母「ほんとによくできた嫁ねぇ。いつでも帰って来なさい。ご飯くらいいくらでも作るから」
俺もほんとによくできた奥さんだと思う。
Aと結婚できてほんとによかった。
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きこ(プロフ) - カさん» ありがとうございます💜 (2023年3月5日 16時) (レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
カ(プロフ) - きこさん» 作者自己満の作品に嬉しいコメントいただき涙涙です🥹非公開になっていました…!教えていただきありがとうございます!公開いたしましたので、ぜひお読みいただけると嬉しいです^ ^ (2023年3月5日 16時) (レス) id: 5b373ae6f8 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - お話楽しみに読ませていただいています!ふっかさんみたいな人ホントにいたらいいのに(⸝⸝ ´艸`⸝⸝)思い違いでしたら申し訳ないですが、126話がないようなのですが… (2023年3月5日 6時) (レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カ | 作成日時:2023年2月24日 20時