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夕方、ガチャっと音が聞こえて、辰哉のお母さんがやって来た。
辰哉のお母さんもそれはそれは孫溺愛状態。
今日もお菓子やらおもちゃやら色々持って来てくれた。
まだ莉玖が寝ていることを伝えると、残念そうにお母さんと紅茶を飲み始めた。
深母「今日はー？何して来たの？」
深「どうでも良さそうに聞くなよ笑」
貴「あはは、まあ莉玖寝ちゃってるもんね笑」
母「動物園行って来たんだって」
深母「あら、何見て来たの？」
深「莉玖がライオン見たいってずっと言ってたから、それがメイン。お土産売り場でぬいぐるみまで買ってきた」
貴「ちなみに名前はティガーね。あの抱きしめてるやつ」
母「えー？ティガーってトラじゃなかった？」
深「いいんだってさ笑」
深母「いいセンスしてるじゃなーい！」
貴「さすがに祖母バカがすぎるって笑」
しばらく4人で話していると、お母さんが突然、莉玖が寝てるうちに2人で散歩にでも行って来たら？と言い出した。
貴「えー？この辺を？もう知り尽くしてるよ」
母「大人になって歩くとまた変わるかもしれないでしょ！デートだと思って行って来なさいよ！」
深母「そうそう、モノは言いようだから！久しぶりのデートして来なさい！」
半ば強引に外へと押し出され、辰哉と2人散歩デート？へ。
深「デートだし、手でも繋ぐ？笑」
貴「あはは、恥ずかしいからいい笑」
深「なあーんでよ！繋ごうよ！」
サッと手を取られ、辰哉の手が重なった。
深「せっかくだし、小学校とか中学校行ってみるか！笑」
貴「あ、いいかも！笑」
夕陽が私たちを照らして、影が伸びる。
昔は、お互いの影を踏み合いながら歩いたりしたっけな。
ランドセルに背負われている子どもたちとすれ違う。
あの時は、手繋いでなかったな。
あの頃の私は、辰哉と結婚するなんて、子どもが産まれているなんて想像もしていなかった。
深「A！見て！変わってない！笑」
こっちを見て笑う辰哉の顔は小さい頃と変わっていなくて、莉玖と同じ顔をしていた。
いや、莉玖が同じ顔なのか…笑
そんな笑顔がたまらなく愛おしかった。
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きこ(プロフ) - カさん» ありがとうございます💜 (2023年3月5日 16時) (
レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
カ(プロフ) - きこさん» 作者自己満の作品に嬉しいコメントいただき涙涙です🥹非公開になっていました…！教えていただきありがとうございます！公開いたしましたので、ぜひお読みいただけると嬉しいです^ ^ (2023年3月5日 16時) (レス) id: 5b373ae6f8 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - お話楽しみに読ませていただいています！ふっかさんみたいな人ホントにいたらいいのに(⸝⸝ ´艸`⸝⸝)思い違いでしたら申し訳ないですが、126話がないようなのですが… (2023年3月5日 6時) (レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カ | 作成日時：2023年2月24日 20時
