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103 辰哉side ページ3

深「ただいまー」
 

貴「おかえりー」






手を洗って、スーツから着替えてソファに座る。

いつでも渡してくれていいんだよって顔でAを見る。


貴「ん?なに?…ご飯食べよ?」


もう、とぼけたふりしちゃって。
ご飯の後に渡してくれるのかな??


深「そうだね!」











______________

深「ごちそうさまでした!今日も美味しかった!」


貴「よかったです笑」




食器を片付けようと立ち上がるAに声をかける。


深「Aもういいよ!デザートとして食べよう!俺今すぐでも食べられるから!」


貴「ん?何言ってんの?何のこと?」


深「もう、とぼけなくていいって!バレンタイン!今日作ったんでしょ?いつでも受け取る準備できてるよ!」


貴「あ!え!今日2月14日?バレンタインのこと完全に忘れてた!」


深「え!嘘でしょ!俺今日一日中楽しみにしてたのにぃ」


貴「えー、ごめーん笑。でも待って、なんでもらえる前提なわけ?笑」


深「え、だって彼女だよ?もらえると思うじゃん」


貴「えー、何それー。彼女だからってあげるとは限りませーん。それに大変なんだよお菓子作るのって。チョコ溶かすのだってお湯が入らないようにとか、焼き菓子作る時もちゃんと膨らむかなとか、色々試行錯誤するんだから」


深「……はい。すみません。」






女の子も大変なんだな…。
でも好きな人からのバレンタイン欲しかったな…。

という気持ちを呟く。


深「でも、好きな人からもらえるバレンタインだったから、楽しみだったんだもん…」







Aの方を見ると肩を揺らして笑っている。



貴「あははは、嘘だよ!ちゃんとあるよバレンタイン!」


深「え、え?どういうこと!?」


貴「ちょっと意地悪してみたの笑」


深「え!なあああんでよぉ!」


貴「実は今日、辰哉と渡辺が話しているのを楓が聞いたんだって。それで私に教えてくれて、なんかもらえるのが当然みたいなのイラッとするねって話になって笑」


深「ええええ!もうやめてよぉ!」


貴「女の子は大変なんだからね!お菓子作りなんてご飯に比べて失敗しやすいし、たくさんの人にあげるってなったら夜遅くまで作ることだってあるんだから」


深「…はい。すみませんでした…」


貴「よろしい」






_____________


深「…ってことが昨日あってさ」


渡「俺も。まじで感謝しながら味わって食べた。」

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きこ(プロフ) - カさん» ありがとうございます💜 (2023年3月5日 16時) (レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - きこさん» 作者自己満の作品に嬉しいコメントいただき涙涙です🥹非公開になっていました…!教えていただきありがとうございます!公開いたしましたので、ぜひお読みいただけると嬉しいです^ ^ (2023年3月5日 16時) (レス) id: 5b373ae6f8 (このIDを非表示/違反報告)
きこ(プロフ) - お話楽しみに読ませていただいています!ふっかさんみたいな人ホントにいたらいいのに(⸝⸝ ´艸`⸝⸝)思い違いでしたら申し訳ないですが、126話がないようなのですが… (2023年3月5日 6時) (レス) id: 60f4cd8162 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2023年2月24日 20時

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