steal my love (ページ8)

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8. No side ページ8

岩「ふっか外出たら、左に進んで。1個目の交差点で右曲がったところに車停めてある。」

深「うぃー」

佐「え、ねえ、俺いつまで踊ってればいいの？」

阿「あと10分くらい西田の気を引いておいてくれたら後は好きにしていいよ」

佐「あ、まじー？じゃあアクロバットオタ芸もやっちゃお！」

渡「やばお前」

佐久間が会場を魅了している頃、岩本たちと合流した深澤は車で西田のマンションに到着したところだった。

深「めめ、ラウ、今どんな感じ？」

水道局員になりすまして各部屋の点検作業を行なっている目黒とラウールに確認を取る。

ラ「結構進んだよ。次の部屋が終わったら廊下の火災報知器鳴らすから、準備しておいて。」

深「了解。阿部ちゃんも停電の準備しておいて。」

阿「おっけい、任せろ」

渡辺と宮舘そして深澤が車から降りて、マンションのエントランスへと向かう。カードキーを使ってオートロックのドアを開け、コンシェルジュに怪しまれないようにソファに腰掛ける。

あたかも住人に招かれた客人かのように。

目「準備いい？鳴らすよ？」

阿「おっけい」

深・辺・舘「うん」

"ジリリリリリリリリ"と大きな音がマンション全体に響き渡る。何事だ！とコンシェルジュが辺りを見回し、どこかへ走って行った。

深「阿部ちゃん頼んだ！」

阿「うん」