steal my love (ページ6)

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6. No side ページ6

舘「で、終わったらどうすんの？」

渡「停電してるんだったらそのまま戻ってもいいんじゃね？」

阿「いや、停電させられる時間はかなり限られてる。長くて5分。マンション内に入り込んで西田の部屋に着くまででギリだね。」

深「大丈夫、電気が付いたとしても火災報知器と停電でマンション内はすでにパニックになってるはずだから、その混乱に乗じて俺らも住人のふりをして外に出る。」

岩「もし誰も外に出てこなかったら、目黒とラウが何部屋かドアを叩いて家事だ！逃げろ！って叫ぼう。」

ラ「えぇー！めっちゃ印象に残るセリフじゃん！」

目「お前、何でそんな嬉しそうなんだよ笑」

佐「いいなー、佐久間さんもセリフ喋りたーい」

渡「お前はうるさいから喋んなくていいよ」

岩「佐久間佐久間、後でな」

男たちの計画が固まったようだ。

彼らの気持ちはかなり高まっていた。
誰1人この計画に恐怖心を抱いている者はいない。

それは今までも成功して来たという自信からなのか、それとも悪を成敗できるという正義感からなのか、日常生活から離れた特別感からなのか。

いずれにせよ、彼らがこの計画を実行する日を待ち遠しく感じていることには変わりない。