46. No side ページ46
その頃SnowManは、石田の金の在処について情報を得ていたところだった。
佐「石田の金のことなんだけど、あいつ別荘をいくつも持っていて、そのうちのどこかに隠しているみたいなんだ。最近よく行くのが、車で1時間くらいのところだから、そこに置いている可能性がかなり高いと思う」
深「なるほどな」
佐「次に行くのが、来週の水曜日らしいんだけど、鍵を持っているのか石田本人なんだよ。秘書にも渡していないし、スペアキーも作ることができないから、入るとしたらあいつが鍵を開けるその日に行くしかない」
深「そうか…」
佐「ただ、そうなるとかなりリスクは高い。顔を見られないようにするのはもちろんだけど、あいつ銃を持ってるんだよ。SPもかなりついてるし。手強いと思う」
深「だよなー…。ラウは行かせられないな」
佐「侵入するのは俺と照がいいと思う。涼太とふっかは外の護衛とかを倒しつつ、中の様子を伺っておいて、阿部ちゃんとラウは指示出し。康二と翔太と蓮はすぐ近くで待機って感じかな」
深「だな」
佐「今回はほんとに一筋縄ではいかないというか、俺ら自身の命も危険に晒されるから、いつも以上に気が抜けない。あと、誘拐された人たちがいるかもしれないっていう話もある」
深「もしそうなったら全員助けるしかないだろ。阿部ちゃんに救急車呼んでもらおう」
佐「救急隊員の人襲われないかな」
深「石田とその仲間たちを気絶させて縛り上げておくしかねーな。んで、別の場所に連れて行っとく」
佐「SPも悪い奴らじゃないんだけどなー」
深「今回は仕方ねーよ。てか佐久間お前、その日石田について行かなくていいの？」
佐「佐久間さんその日仕事休みー」
SnowManもまた、同じ日に石田の別荘へと足を踏み入れるが決まったようだ。
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作者名：カ | 作成日時：2023年2月21日 15時
