steal my love (ページ11)

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11. No side ページ11

その頃向井は、困惑していた。

向「待って、俺屋上におるけど、どうやって降りればええん？」

向「ふっかさん！俺どうすればええん！？」

深「あ！康二の降り方考えんの忘れてた！わら」

向「ちょー、待ってぇよ！困るって！俺明日も仕事やねんから！」

阿「康二大丈夫だよ、ちゃんと手は打ってあるから。」

向「阿部ちゃん！大好き！」

阿「そのカバンの中に降下用のロープ入れてあるから、それでカバン背負って降りてきて」

向「怖い！なんで俺だけそんな危険なん！？」

岩「大丈夫康二、死なないから。俺が下で受け止めるから。」

向「なんでロープ外れること前提なん！？絶対この役照兄の方がよかったやん！消防士さんなんやからこんなんお手の物やん！」

佐「こーじー！頑張れー！」

深「康二ごめんなー？笑」

向「もう、ふっかさん3秒許さへん！」

ラ「1.2.3！」

向「もう！許す！…向井降ります…！」

ラ「キャハハハハハハハ！」

目「3秒許さないってなんだよ笑」

結局ロープで降りるのであれば、最初から向井を下に配置して現金だけを下ろせばいいのではないかとも思うが、こういったミスをも笑いに変えてしまうようなメンタルが彼らの絆を深めているのかもしれない。