腐れ縁【紫】 2 (ページ33)

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仕事が終わり、4人でスーパーに寄ってお酒を買って家に向かう。

なんか、学生みたいでちょっとワクワクする。

楓でも同じことを思っていたらしい。

松「なんか、学生みたいじゃない？この感じ笑」

貴「んね！サークルの宅飲みみたいな笑」

松「そうそう！笑」

大学時代はなかなか辰哉と絡む機会なかったな〜。

そういえば辰哉の彼女みんな可愛かったな。
私、辰哉の彼女で大丈夫なんだろうか？と突然考え始める。

気づいたら家の前に着いていて
鍵を開けて中に入る。

貴「辰哉、楓と渡辺に洗面所の場所案内してあげて」

深「あいよー、お二人さんこっちね」

松「やだ、なに、なんか夫婦みたいじゃん」

渡「ほんとな」

楽しい時間はあっという間に過ぎた。

楓が眠そうにしていて渡辺が「楓！寝るなら帰るぞ」と声をかける。

松「んー、うん、、しょーたぁかえろー」

渡「ふは、ん、帰るか」

愛おしそうに楓を見つめるから

貴「あとは家に帰ってからにしてくださいね」

というと「ぎゃはは、何もしねぇよ」と返される。

辰哉と2人でお見送りをして、渡辺と楓が帰っていった。

玄関のドアが閉まった途端、辰哉がクルッと私の方を向いて、"じゃあ俺らも…"と抱きついて来そうになったので、

貴「今日はダメ、もうすぐ蓮が帰ってくるから」

とさらりとかわし、リビングに戻る。

深「えーん、残念、、」

と言いながらトボトボと後ろをつけてくる辰哉。

今度は私がクルッと振り返り、辰哉に軽くキスをする。

貴「今日はこれだけ、これ以上はまた今度にお預けね」

というと、しばらく止まった後、ズッキューンと行ってソファに倒れ込んでた。笑

深「ずるい子！！！」