腐れ縁【紫】 2 (ページ19)

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69 辰哉side ページ19

帰りに一緒にスーパーに寄る。
なんか新婚さんみたいでウキウキする。

ハンバーグを作ってくれるんだって。
Aの大好きな料理だから、1番得意らしい。

なんか1番美味しく作れる料理を選んでくれるあたりも健気でいいなぁって思っちゃうのよね笑
女の子ってみんなそうなのかもしれないけど
やっぱ好きな人の行動って一般的なことでも特別に思えちゃうでしょ笑

毎日Aがご飯作ってくれたら、どんなに仕事遅くても毎日ちゃんと家に帰る自信あるもん俺。

深「お邪魔しまーす」

貴「はーい、荷物持ちありがとね
　
　買ったものその辺置いておいて」

深「うぃー」

貴「洗面所の場所はわかるよね？」

深「うん、大丈夫」

手を洗ってリビングに戻ると
キッチンの方から包丁の音が聞こえ始めた。

深「なんか手伝おうか？」

貴「いやいや、大丈夫だよ
　
　お礼なんだから、座ってゆっくりしてて」

深「じゃあお言葉に甘えて、Aの料理してる姿見とくわ笑」

貴「いや、恥ずかしいから笑」

深「なんか奥さんに作ってもらうみたいでいいね」

貴「ちょ、もう、何言ってんの！」

手際よく調理を進めていくA。
ほんと、なんでもできんのな。

ますます好きになるわ。わら