腐れ縁【紫】 2 (ページ17)

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時刻は12:15。
いつもの食堂。いつもの席。
目の前には、ラーメンを啜る男が1人。
あとの2人は見当たらない。

なぜだ。なぜこうなった？
なんで私は昨日の夜に引き続き、この男と2人でご飯を食べている？

貴「ねぇ、ちょっと、何であの2人いないわけ」

深「なべ、今日松もっちゃんと2人でご飯食べたいんだって」

やられた。楓からのやつめ。
先に食堂行ってる〜とか言うから、珍しいなと思ったら。

今までだったら普通に過ごせていたこの状況も今となっては、何を話していいのかわからない。
でも、とりあえず今日の朝みたいなことをこれ以上されるのは困るというか、心臓がもたないので、

貴「あ、あの、あのさ！」

深「ん？どした？」

貴「今日の朝みたいなことはさ、その、も、もう、やめて、、ね！」

ニヤッと笑いながら辰哉が何で？と聞いてくる。

貴「な、なんでって、、そりゃあそうでしょ！…か、会社だよ！正義と秩序を守るべき、、でしょ！」

何言ってんだ私。

深「ぶはっ、かあいいねぇ」

貴「そ、それ！それをやめてって言ってんの！」

深「そぉんな、ぷりぷりしなぁいの！笑」

と言いながら
私のほっぺを摘んでくる。

貴「わざとだろ！！！！」