腐れ縁【紫】 (ページ8)

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松「それがさぁ！ひどいのよ！ほんとに」

楓がだいぶ出来上がっている。
仕事の愚痴と彼氏への不満が止まらない止まらない。

3人でそれを眺めながら
隣の席の私はたまに背中をさすってあげる。

どうやら彼氏が浮気をしているらしい。
普段仕事の時は全くそんな素振り見せなかったのに。

私たち4人の中で相手がいるのは楓だけだったから、1番早く結婚するのは楓だと思っていた。

貴「それでさ、楓はどうすんの？付き合って長かったでしょ？」

松「私もさ、結婚すると思ってたのよ、でもさ浮気した男とこのまま結ばれて幸せになれるとは思えないのわけ」

深「まあ、松もっちゃんには悪いけど、聞く限り、もし付き合い続けたとしても彼氏さんは、また同じことすると思うよ」

渡「だな、俺もそう思う」
　「俺とふっかが言うんだから間違いねぇわ」

松「うわああぁぁん、私もフリーになっちゃうのー！」
　「私は結婚できると思ってたのに！！」

ちょっと、私まだ結婚の望み捨ててないんですけど…？

深「まあ、でもさ、ほら戸籍にバツがつく前にわかって良かったんじゃない？」

貴「そうだよ、法律的な縛りができる前でよかったさ」
　「ほら、今日は私も付き合うからいっぱい飲も！」

松「うん、、そうだよね、、、みんなありがとう！」
　「あんなやつさっさと別れて次だ次！」

渡「楓のこと大切にしてくれるやつが実はすぐ近くにいるかもしれねぇしな」