腐れ縁【紫】 (ページ46)

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家に着いて、辰哉に支えられながら部屋に入る。

今晩は蓮がご飯を作ってくれて、辰哉も一緒に夜ご飯を食べることになった。

深「うおっ！うまそぉ！」

目「姉ちゃんの見よう見まねだけど、味はレシピ通りだから大丈夫だと思う」

深「お！まじ！いただきまぁす」

辰哉が一口頬張って、うまぁ！とこぼす。

目「良かった、今度姉ちゃん、辰哉くんにお礼としてご飯作ってあげなよ」

深「え、まじ！」

貴「えっ！無理だよ〜」

深「なあんでよ、いいじゃない」

貴「えぇ、いやぁ、美味しくなかった時がさ、困るじゃん」

深「いや、蓮のこれAのレシピなんでしょ？なら大丈夫だって、これめっちゃうまいもん」

目「ほら、今度俺出張で北海道行かないといけない時あるから、そのときに作ってあげなよ」

貴「えぇ、まあ、辰哉がそれでいいって言うんならいいけどさ」

深「まじ！よし、じゃあ決まり！」

え、ちょっと待って、何作ろう。
それまでに練習しておかないとじゃん。

2人でご飯食べれるのは嬉しいけどさ…
ん？嬉しい…？
なんで辰哉と2人のご飯に嬉しくなってんだ？