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45 辰哉side ページ45
Aが倒れたときまじで焦った。
今まで長い間一緒にいたけど、あいつが調子悪くなるのを直に見るのは初めてで、腕の中で苦しそうにしている姿を見て、壊れちゃうんじゃないかって思った。
病室で目が覚めたAを見て、ほんとに安心したし
Aが笑ってそばにいることが当たり前じゃないんだって気付かされた。大切にしなきゃ、俺が守らなきゃって。
告白したくなくて、この関係を壊したくなくて気持ちを隠してそばにいたけど、そんなの気にしていられないくらい俺Aが好きなんだ。
車の中でそんなことを思いながら、Aの頭をなでる。
すると、Aは顔を赤くして俯く。
え、待ってずるいって。
何その顔、そんな可愛い顔もできるの？
そんな顔他の男には見せないでよ。
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作者名：カ | 作成日時：2023年2月18日 1時
