腐れ縁【紫】 (ページ44)

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蓮の運転する車で家へと帰る。

辰哉は私の隣に座っていて、蓮と今度のご飯の話をしている。

深「蓮、いつ空いてんの？飯いつ行く？」

目「俺結構いつでも行けるよ」

目「問題はそこのトラブルメーカーさんだから」

トラブルメーカー…ね。
私のことですよね…。そんなにしょっちゅうトラブルメークしてないですけどね。弟に言われたらおしまいだ。

深「あははははは、トラブルメーカーね笑」

深「お嬢さんは？いつなら行けんの？今日ぶっ倒れたんだから、しばらくは仕事セーブするんだろ？」

貴「…うん、はい…」

貴「元気になり次第いつでも行けるようにしておきます…」

目「もうほとんど元気だろ」

深「明日は仕事休んでいいみたいだからちゃんとゆっくりしろよ」

深「有給も溜まってるみたいだし、適度に消費して」

貴「…はい、何から何までありがとうございます」

深「ん、とりあえず元気になって良かった」

と言って頭をなでる。

まただ。またこうやって予期せぬキュンを与えてくる。
弱ってるときにやられると、どう反応していいか分かんないから困るんだよ…。

てか、なんかいつもより纏ってる雰囲気が甘い気がするのは気のせいか？
随分優しい笑顔で見てくるじゃん。
何、なんか調子狂うんだけど…。