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貴「はい、じゃあ次までに各自次の段階に進めておいてください」
会議が終わった。
会議室の片付けをしていると辰哉がこっちに寄ってきた。
深「Aお疲れぇ、すげぇのなお前」
貴「辰哉お疲れ、んー何が？笑」
深「いや、よくやってるなと思って」
貴「…そう？笑ありがとう笑」
貴「あ、そういえばさ、今家に蓮がいるんだけどさ、」
深「え、蓮？何で？てか、懐かしいな」
貴「そうそう、なんか仕事の関係で数ヶ月私の家に住むらしいんだけど、蓮が『久しぶりに辰哉くんとご飯行きたい〜』って言ってたよ」
深「ぜってぇそんな言い方じゃないだろ笑」
貴「まあ、それは置いておいて笑」
貴「とにかく、辰哉とご飯に行きたいんだってさ」
深「そっかあ、じゃあ今度飯連れてくわ」
貴「うん、姉としてよろしくお願いします」
深「Aも一緒に行こ」
深「最近お前忙しすぎて全然一緒に飯食えてないし」
貴「え？辰哉の奢り？ごちそうさまです！笑」
深「なあああんでだよ！笑」
深「まあいいけど笑」
貴「冗談だって笑」
貴「今週乗り切ったら時間あると思うからまた連絡するわ」
深「おう、了解」
深「お前あんまり無理すんなよ、ぶっ倒れる前にちゃんと休め」
貴「わかってるよ、大丈夫！体力だけは自信あるから！」
力持ちのポーズをして見せる。
深「ふはっ、なんかあったら言って、俺も手伝うから」
と、頭をポンポンとしながら言うもんだから、不覚にもキュンとしてしまった。
私が最後まで自分でやり抜きたい性格なのを知っているから、無理に止めないでいてくれる。
私にはこの感じが心地よい。
一緒に仕事をしてみたわかったけど、辰哉は後ろから全体見守ってくれることが多い。ちゃんと相手を立てて、適切なタイミングでしっかりサポートしてくれて。
辰哉がチームに入ってくれてから、やりやすさが格段に上がった。
他のみんなも、辰哉を慕っていることがよくわかるし、
ほんとに周りをよく見ている人だと思う。私も見習わないとな。
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作者名：カ | 作成日時：2023年2月18日 1時
