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エレベーターを降りて、自分のデスクへと向かう。
貴「おはようございま〜す」
松「Aおはよう」
貴「おはよう、楓この間はごめん、ちょっと突然弟押しかけてきてさ」
貴「あとで話聞くね」
楓はいつもよりなんだかんだげっそりして見えた。
まあ、原因は渡辺関係なんだろうけど。
でも、何だろう、やつれてるというより
幸せな疲れっていうの？そんな感じのげっそりだったから、ちょっと安心。
木「おはようございます、Aさん！」
貴「ん、木村おはよう！」
10時ごろに渡辺がやって来た。
渡「A〜、話って何？」
貴「おお、来た来た」
貴「いや、それがさ…」
うちの部署では担当できない旨事情を説明する。
貴「渡辺のとこでこれできそうな人いない？」
渡「あー、ふっかならいけんじゃないかな」
貴「え、辰哉？」
渡「うん、まあ元々の仕事もあるだろうし、あとで聞いてみるわ」
辰哉か。
なんか意外だな。仕事できるとは聞いていたけど、一緒に仕事する日が来るとは思ってなかった。
貴「ん、ありがと、じゃあよろしく」
渡「あいよー」
帰り際に渡辺は楓の方をチラッと見つめ、優しい顔で微笑みながら自分の部署に戻って行った。
渡辺もあんな顔するんだ。
今日のランチも悪くないかも…？
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作者名：カ | 作成日時：2023年2月18日 1時
