＊ヒロトさんのお誕生日４ ページ14
｢えっ？！｣
私は思わずドアをガチャ！と強く閉め、鍵を掛けてしまった。
吉良｢はっ？ちょ、何で閉めるんだよ！？A！｣
ガシャガシャとドアノブを動かす彼に、私はビクリと肩が跳ね上がる。
まさか、ヒロトさんが来るとは思わなかったため、反射的にドアを閉めてしまった。
吉良｢A！｣
基山｢ヒロト！どうしたんだ？｣
ドアの向こうから基山さんの声が聞こえ、複数の足音が廊下に響いている。
え、どうして基山さん達がここに…？
アツヤ｢何があったが知らねぇけど、とりあえず中に入れてくれよ。周りから見たら変な風に思われるじゃねぇか。｣
私はアツヤさんの言う通りに、恐る恐る鍵を解除しドアを開けヒロトさん達を中へ入れる。
でもこんな時間に何で皆さん、私の所にやって来たんだろう…。
ひとまず私は気になる事を彼に問いかける。
｢ヒ、ヒロトさんは何のご要件でここに来たんですか…？｣
吉良｢何のご要件って、それは…。｣
言いにくそうに口を閉ざすヒロトさんに察するように、一星君が口を開いた。
一星｢Aさん、本当はヒロトさんにプレゼント渡すつもりでしたよね？｣
｢えっ…？｣
ヒロトさんの後ろにいた一星くんの発言に、私は目を見開く。
坂野上｢すみません、俺もたまたま見てしまったんです…！本当はあるんですよね？ヒロトさんへのプレゼント。｣
嘘…あの時の場面見られてたの？
ヒロトさんに渡すタイミングを図っているところを？
しかも見られてたとなると、自分がしてることが凄く恥ずかしい…。
穴があったらもう閉じこもっていたい…。
基山｢ヒロトはね、Aちゃんからプレゼント貰えるのずっと待ってたんだよ。｣
｢えっ？｣
アツヤ｢コイツ、Aからの誕プレ貰えてなくてさっき下ですげぇ凹んでたんだぜ？失恋した後みたいな顔になっててちょっと笑いそうになった…。｣
吉良｢んだとてめぇ！？人が落ち込んでる所を笑うんじゃねぇよ！｣
その時見た彼の横顔は、ほんのり赤く彩っているように見える。
アツヤ｢もうコイツに渡してやれよ。A。｣
八の字に眉を潜めるアツヤさんはヒロトさんに肩を回している。
ヒロトさんは怪訝そうにそっぽ向いている。
一星｢それじゃあ俺はこの辺で失礼します。｣
坂野上｢Aさん、ヒロトさんのお誕生日祝ってあげて下さいね！｣
何かの空気を察したかのように、ヒロトさん以外この部屋から席を外し、ドアを閉めていく。
何とも言えない空気に、緊張感が高鳴る。
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アニオタ - 初めまして、作品読ませて頂いてます。ヒロト凄い夢主ちゃんにベタ惚れですね。読んでて微笑ましいし和みます。これからもヒロトが変わらず夢主ちゃんに愛情を注いでいく様子を温かい目で見守らせてください。これからも更新頑張ってください。続きを楽しみにしてます。 (2020年8月30日 11時) (
レス) id: 4bb6e8f6df (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - 星もなかさん» 返信遅くなって申し訳ございません…わざわざコメントして下さってありがとうございます！体調管理に気をつけて頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月28日 13時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - おい…………………………………これ完全に忘れてるだろ（笑） (2020年8月28日 8時) (レス) id: 0dcd5b296d (このIDを非表示/違反報告)
星もなか(プロフ) - 初めまして、ヒロトかっこよすぎませんか？！もう惚れました！これからもお身体に気をつけて頑張ってください！応援しています！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 70c50fe7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - となりの青華さん» コメントありがとうございます！とても励みになります…！今後も楽しい小説が作れるように頑張ります(^^♪ (2020年7月12日 2時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわもこ | 作成日時：2019年11月11日 23時
