＊ヒロトさんのお誕生日 ページ11
｢こんな感じで、良いかな…。｣
今日は、彼氏であるヒロトさんの誕生日の日。
私が用意したプレゼントを丁寧に箱に包み、黄色のリボンを付ける。
私はドアを開け、彼の居るところを探す。
…喜んでくれるのかな。ヒロトさん。そんな不安も、少し混じっている。
▼
｢あっ…。｣
私の目線の先に、ヒロトさんがいた。周りはまだ誰も来ていなかった。
私は深呼吸をし、彼の下へ向かおうと壁から身を離した。
｢あ、あの…ヒロトさ…。｣
剛陣｢おいヒロト！！プレゼント持ってきてやったぜー！｣
私の声を遮るように、向こうから走ってきた剛陣先輩がヒロトさんの元へ駆け寄りプレゼントを手渡していた。
タイミングが悪かったため、私は再び壁際に寄り添う。
こういうのって、いつ渡す方が良いのかな…。
この後も恐らく人が集まってくるだろうし、人が少なくなった所を見計らって行こうかな…。
それまで少し待機しとこう…。
稲森｢俺も持ってきたよー！｣
剛陣先輩に続くように、稲森さんたちもやって来た。
元気よく、床を蹴るような走る音が聞こえる。
すると、稲森さん達と一緒に来ていたのか、アツヤさんが声が聞こえた。
アツヤ｢タツヤのやつは、なんだ？｣
基山さんはどんな物をあげたのか、私もチラッと壁から顔を覗かせる。
基山｢最近のヒロトはよく頑張ってたから、前から欲しがってたスノードームを用意したよ。｣
吉良｢えっ？まじか？さんきゅ、タツヤ。｣
プレゼント中身を見て、嬉しそうに目を輝かせているヒロトさんを見て私は咄嗟に壁に隠れた。
スノードーム…基山さん凄い…。
なんか…皆さんが用意したプレゼントがどれも素敵すぎて自分の物が恥ずかしくなってきた…。しかも手作りの物だし、なんというか…。
やっぱり、買った物の方が良かったかな…。
…よくよく考えてみれば、誕生日プレゼントに手作りの物を渡すのは、相手からしたら重いって思われる可能性あるかも…。
選択肢、間違えてしまったかもしれない。
あぁ…どうしよう…。
ここに居たら、変に思われるかもしれないし、一旦自分の部屋に戻ろう…。
私は足音を立てないよう、静かに歩き長い廊下に出る。
吉良｢…。｣
剛陣｢どうした？ヒロト。｣
吉良｢別に、何もねぇよ。｣
剛陣には今ひとつピンとこなかったが、ヒロトの気持ちを理解したように、タツヤが優しくヒロトに話しかける。
基山｢Aちゃんからも、何か貰えるといいね。ヒロト。｣
吉良｢あぁ、そうだな。｣
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アニオタ - 初めまして、作品読ませて頂いてます。ヒロト凄い夢主ちゃんにベタ惚れですね。読んでて微笑ましいし和みます。これからもヒロトが変わらず夢主ちゃんに愛情を注いでいく様子を温かい目で見守らせてください。これからも更新頑張ってください。続きを楽しみにしてます。 (2020年8月30日 11時) (
レス) id: 4bb6e8f6df (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - 星もなかさん» 返信遅くなって申し訳ございません…わざわざコメントして下さってありがとうございます！体調管理に気をつけて頑張っていきたいと思います(^^♪ (2020年8月28日 13時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - おい…………………………………これ完全に忘れてるだろ（笑） (2020年8月28日 8時) (レス) id: 0dcd5b296d (このIDを非表示/違反報告)
星もなか(プロフ) - 初めまして、ヒロトかっこよすぎませんか？！もう惚れました！これからもお身体に気をつけて頑張ってください！応援しています！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: 70c50fe7f0 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - となりの青華さん» コメントありがとうございます！とても励みになります…！今後も楽しい小説が作れるように頑張ります(^^♪ (2020年7月12日 2時) (レス) id: 792f1a5f44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわもこ | 作成日時：2019年11月11日 23時
