深愛８ ページ8
夕食を終えて、皿洗いをしていた。吉良さんはもう既に居なくなっていて、食堂には私しかいなかった。
もうさっきみたいなのは本当にやめて欲しい…。
いくら冗談でも言っていいことと悪いことがある。
言われる側の気持ちも考えて欲しい…。
いくら考えても分からない。
吉良さんは、何で私に可愛いって言うの？
嘘なのか本当なのか見当もつかない。
正直何考えてるか分からないというか…。
そこで私はふと、今まで出来事が納得出来るある考えが過ぎった。
…もしかして吉良さん、女遊び激しい人だったりしたら？
もしそうなら全ての出来事が繋がる。
何の根拠もないが、可能性は充分ある。
甘い言葉で口説いて、落とすのが上手な人なのかもしれない。
元カノとか沢山いて、振られては付き合うの繰り返しで来たのかも…。
だから夜な夜な歩き回ってたりしていたのかもしれない。
不良息子って言われるくらいだから女遊びしてても可笑しくない。
じゃなければ初対面であんな言葉言うはずがない。
今のはもう忘れよう、うん。
このもやもやを流し込むようにお皿を洗い、食器棚に閉まった。
さて、私もお風呂に入って今日は寝ようかな。
洗面用具を準備して来よう。
私は自分の部屋に行き、洗面用具を取りに行き大浴場へ向かった。
▼
お風呂から上がり、自然と気分も良くなりタオルを首にかけながら大浴場から出た。
長い廊下を歩いていると、私の部屋の前に腕を組み、目を瞑りながらもたれかかっている人がいた。
…よく見ると吉良さんだった。
もう次はなんですか…。
さっきの気分から一転し、彼から少し距離を置いたところで話しかけた。
｢あの…何か御用ですか？｣
ほんの少し低めなトーンでと話すと、待ってましたと言わんばかりに壁から体を離してこっちを見た。
吉良｢俺様の命令だ。お前の部屋に入らせろ。｣
｢…はい？｣
え、どういうこと？
いや部屋は流石にまずい。
一つの部屋を二人一緒に入るなんていくらなんでもできない。
ましては男の人とふたりきりになると恐怖感はMAXになる。
昔を思い出すともう耐えられない。
これはもうはっきり断ろう。
｢すみません。それは出来ません。プライバシーもあるので。｣
吉良｢ちょっとぐらいならいいじゃねぇか。人の物を漁ったりしねぇからよ。｣
｢そういう問題じゃないです。お引き取り下さい。｣
でも彼は引き下がろうとしなかった。
吉良｢じゃあ五分だけっていうのはどうだ？｣
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ふわもこ(プロフ) - ゆーみやンさん» コメントありがとうございます！最後までこの小説を読んで下さってありがとうございます！今後も楽しいお話が作れるように頑張ります♪誠に感謝です！(^^♪ (2019年11月12日 7時) (
レス) id: 5db886f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - あかりさん» 返信遅くなって申し訳ございません…！2回もコメント下さってありがとうございます！(^^♪ (2019年11月12日 6時) (レス) id: 5db886f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン(プロフ) - 完結おめでとうございます!!! ヒロトむっちゃかっこよかったです……！ドキドキしました！！ 短編集も楽しみにしています！お疲れ様でした( *´艸｀) (2019年11月10日 22時) (レス) id: cef1a7a657 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - ヒロト頑張って (2019年10月16日 7時) (レス) id: 8cd13c0c45 (このIDを非表示/違反報告)
ふわもこ(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます！素敵なお言葉が貰えてとても嬉しいです…！今後も楽しい小説が作れるように頑張ります(^^♪ (2019年10月15日 21時) (レス) id: 5db886f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふわもこ | 作成日時：2019年6月25日 19時
