39話 ページ41
今日のところはテントを張ってここで夜を明かすことになった
「あ、承太郎。
学ラン貸してくれてありがとう。」
「もう平気なのか?」
「うん!それに私より承太郎の方が寒そうだし」
そう言って笑うと承太郎も少し微笑んで学ランを受け取った
晩御飯を食べ、焚き火をみんなで囲む
「あ、そうだ。
せっかくだし怖い話でもしない?」
「おぉーいいね!俺そういうの好きだぜ!」
私の提案に一番に乗ってきたのはポルナレフだった
承太郎が寝るぜと言って場を離れるのを皆で慌てて止め、結局全員参加ということになった
「するとじゃな、ワシの後ろで声がしたんじゃ...
“私の足はどこ?”ってな」
「っ...」
思ったより怖かったぁああ...
でも提案したの私だし、どうしよう...
悩んでいる間に花京院が話始めてしまった
「...ドアがトントンとノックされたんです。そしてそのままノックの音はどんどん強くなっていったんです。トントンッ、トントントントンッ、ドンッドンドンッ!!」
「ひぇっ...」
「怖ぇのか?」
承太郎が少し小さな声で話し掛けてきた
無意識に承太郎の袖をキュッと掴んでしまっていたみたいだ
「あ、ごめん承太郎...」
パッと手を離し笑顔を見せる
その後も怖い話は続いていく
怖さがMAXになった時、不意に私の手に何かが触れ、驚きで息が止まりそうになったが承太郎の手だと理解するのにそう時間はかからなかった
「じょ、承太郎...」
「少しは安心したか?」
「少しどころじゃないわ。とっても安心した。」
そう言って私が笑うと承太郎も優しく微笑んで話をしている花京院の方を向いた
しばらくして怖い話会はお開きになり、皆で寝ることになった
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黒猫歳花(プロフ) - この作品を読んで凄く楽しかったです!私も承太郎に抱き締められたいです/////これからも頑張ってください! (2018年4月3日 3時) (レス) id: ae43b29bb1 (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - おバカな傀夢さん» ありがとうございます!亀更新ですが、頑張ります! (2018年2月20日 0時) (レス) id: 39b22ca039 (このIDを非表示/違反報告)
おバカな傀夢(プロフ) - 私、最近になってジョジョの奇妙な冒険を好きになったので、とっても良いなぁ!と思います!更新頑張って下さい!! (2017年11月11日 22時) (レス) id: 5ff30031ff (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - 咲良さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2017年9月26日 7時) (レス) id: 58098f669c (このIDを非表示/違反報告)
真依(プロフ) - けいとさん» コメントありがとうございます!了解しました!これからも更新頑張ります! (2017年9月26日 7時) (レス) id: 58098f669c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真依 | 作成日時:2017年9月3日 3時