【ジョジョ】好きなんですけど…【空条承太郎】

31話 ページ32

バスで聖地ベナレスへ向かう途中、ポルナレフが喋っていた

｢いいか？俺はね、普通は説教なんてしない。
頭の悪いやつってのは、言ってもわからねぇから、頭の悪いヤツなんだからよ。
居るよなぁ、なんべん言っても分からねぇタコ！
でもな？…あ、えーっと、名前聞いてなかったな｣

｢ネーナ｣

｢ネーナ！いい名だ！
君はこれから通る、聖地ベナレスの領家の娘なんだろう？美人だし、すごく頭の良い子だと見た。
俺は人を見る目があるしよぉ！だから！説教するぜ？
ホル・ホースはとっても悪い嘘つき野郎なんだよ！君は騙されてる！親が悲しむよぉ？｣

…居るよねぇ、若い女の子に説教するオヤジ。
そんな感じだよポルナレフ

そう思ったが口には出さず、承太郎の隣でひたすら無言で耐える

すると花京院が口を開いた

｢おい、見えてきたぞ
ベナレスの町だ。｣

バスを降りると、承太郎が口を開く

｢どうしたジジイ、元気ないな｣

｢うむ…虫に刺されたと思っていた所に、ばい菌が入ったらしい…｣

｢わぁ、結構腫れてますね…｣

｢それ以上悪化しない内に、医者に見せた方が良い｣

私の言葉に花京院がそう続けた

｢おー？
これ何か、人の顔に見えないか？｣

｢おい、冗談はやめろよポルナレフ｣

｢へへへ、悪ぃ悪ぃ。病院、付き添ってやろうか？？｣

｢いらん！年寄り扱いするな！｣

そう言って1人足早に病院へ行ってしまったジョースターさん。


ジョースターさんが病院へ行っている間、私達は自由行動という事で、街を見て回ることに。

するとポルナレフがネーナと2人で何処かへ行ってしまったので、残された私達は3人で街を歩いていた

｢さすがに、すごい人混みだね…｣

｢そうですね｣

｢どこか店でも入るか｣

承太郎の提案に、割と空いてそうな飲食店に入った


3人で机を囲み、注文をする。
私はカジュロールといって、カシューナッツの粉に砂糖を煮詰めたシロップを混ぜて作るスイーツを頼んだ。
花京院は無難なソフトクリームを頼む。
そして承太郎はコンデンスミルクと砂糖を煮詰めて作ったスイーツ、バルフィを注文した




出てきたカジュロールは、ねっとり濃厚な食感とこっくりした甘さは、まさに和菓子。お抹茶がほしくなる味だ。

そして承太郎が頼んだバルフィは、一見スープの元のように見えるが、とても甘いみたいだ

気になりジーッと見ていると承太郎と目が合った


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