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「しょーちゃん！教えてよ！」
「嫌だよ…誰が教えるか。」
くそ…懲りないやつめ…
「しょーちゃんっ！教えなさいっっ！」
何故か自分の立場が分からなくなっている相葉。
そろそろ堪忍袋の尾が切れそうなとき。
廊下から、んはは、あはは、という間抜けな笑い声が聴こえてきた。
「「…？」」
二人して会話をやめて、廊下を睨みつける。
こんな時間に誰だ…？
コンコン、と控えめな音が部屋に響く。
「失礼しまーす…翔ちゃん、調子どお？」
「雅紀ー、様子見にきたぞ？」
間抜けな笑い声の主は、大野先生と、松本だった。
顔の彫りが深くて、少しばかり眉が濃い。
…まぁ要するにイケメン、の彼は生徒の松本。
「櫻井先生、こんにちは。」
「おう。」
…相葉よりは礼儀正しい。
「ふふ、相葉ちゃん、頑張ってるねぇ。」
それに笑顔でうん！と答える相葉。
いいから早く終わらせろ…
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作者名：柊 | 作成日時：2015年6月20日 21時
