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あの歌声の正体に気付くのは、早かった。
まさか、あの二宮先生だったなんて。
ピアノが上手なことは知っていた。
…まぁ音楽担当だし。
はじめて二宮先生の歌声を聴いた日が思い浮かぶ。
。。。
「しょーちゃぁーん…ほんとにこれわかんないぃ…」
「ほーら。頑張れ。あと、櫻井先生、な。」
「しょーちゃん！！こんなん大人になって使わないよ！！」
「そんな問題、わからない相葉はもっと使わないぞ。あと、櫻井先生、な。」
今、俺は学校一の問題児、相葉雅紀と格闘している。
しょーちゃんしょーちゃんって…
仮にも教師なのによ…
「ねぇ、しょーちゃんの好きなタイプってどんなの？」
うわ。
そんなんいちいち言うわけないだろ！！
「そんなこと、どうでもいいだろ？早くプリント終わらせろ。」
「うっわーーっ！！話流したーーっ！！」
くぅ…！めんどくさいやつ…！！
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作者名：柊 | 作成日時：2015年6月20日 21時
