Milkyway 【SN】 (ページ17)

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「ん…」

目がさめた。

すると、自分の部屋じゃない壁、床。

「あ、そっか…」

俺、酔った二宮先生を寝かせて…

結局俺も寝ちゃったんだ。

ぼう…っと座りこんで考える。

かち、

かち、

壁にかかっている時計の時を刻む音が、

やけに大きく聞こえた。

そういえば、二宮先生、どこだ？

ベッドにいるはずの二宮先生が見当たらない。

「あーシャワー浴びてぇ…」

のろのろと部屋をでて、リビングをめざすと、

なにやらキッチンから、いい匂いが漂ってきた。

「あ、」

ちらり、とキッチンを除くと、

二宮先生が、手際よく朝ご飯をつくっていた。

「すげ…」

二宮先生の料理に見とれていると、

俺の視線に気がついたのか、

ぱ、と顔をあげる二宮先生。

その姿は、だぼだほのTシャツにグレーのスウェット、

ぼさぼさの髪の毛、というとてもラフな姿だった。

「おはようございます」

「あ…はよ、ございます」

あまりにも綺麗に笑うものだから、

反応が遅くなってしまった。