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ボクと同室 ページ5

ど、どうしよう
怖過ぎて声が出ない…




ジャック「おい、聞いてんのか」




あ、振り向けない
体動かないし




ジャック「無視とはいい度胸してんじゃねぇか?」




わわわっ!怒ってる…!怒ってるよ…!!




『……ぃ』

ジャック「あぁ?声小さ過ぎてなんて言ってるか分からねぇよ」



『ご、ごめんなさいぃ!!』




ボクは全力で土下座をしてみせた


ボク、謝るのが癖だと自分でも思ってたけどここまでしたのは初めてだよ!




ジャック「…………は?」


『ごめんなさい、ごめんなさい!
お部屋の事は全て決めてくれて構わないので医務室送りだけはどうか許してくださいっ!!』




許されないかな…!?


でもあとできることって何?何も無いよね!




ジャック「お、おい、やめろよ

何も怒っちゃいねぇし医務室送りにもしねぇよ」




へ…?




『ほ、本当…?ですか…?』




そう言うとジャックくんはボクの頭に手をのせ撫でまわし始めた




ジャック「当たり前だろ、お前みたいなちっこくてよわっちそうな奴いじめて優位に立とうだなんて思いやしねぇよ」




え、ジャックくんってそういう感じ…?
実は凄くいい人?


あ、そう…


なんかそれはそれで申し訳ないよね!ボク勘違いしてたよ?

と、取り敢えず勘違いした事も謝らなきゃいけない…よね?




『ジ、ジャックくん…』


ジャック「なんだよ?」


『そ、その、ボク勘違いしちゃってて…
ジャックくんて凄く悪い怖い人だと…勝手に思ってました……ごめん、なさい…』




ボクは深く頭を下げた


するとジャックくんはまた頭に手を乗せ今度はポンッポンッ、と撫でてくれた




ジャック「別に気にしちゃいねぇよ、昔からよくあった事だ、慣れてる
それにお前、そんなすぐ謝るなよ
俺が悪い事してるみてぇじゃねえか」


『あ、うぅ…

ご、ごめん…ボク、癖で…』


ジャック「ほら、もう謝ってんじゃねえか」


『あ…』


ジャック「一国の第三王子様だって聞いたからどんな野郎かと思ってたら…

おい、お前明日から朝のトレーニング付き合えよ!」


『え?』




何をそんな唐突に?


ジャックくんが言うにはもっと体を鍛えて強くなれば自信が付き謝る癖も消えるだろう、との事だ



『え…で、でもボク運動とか苦手で…』


ジャック「大丈夫だ、やっていくうちに慣れていくから

それにそんな事言ってるうちは強くなれねえよ」



『えぇ……』



そんなこんなでボク、体力づくり始めます

ボクと朝→←ボクと部屋



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(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年5月6日 22時) (レス) @page25 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
鮭ざんまい(プロフ) - リアさん» わわ、ご指摘ありがとうございます!直させていただきますm(_ _)m (2021年8月7日 7時) (レス) id: ede7e88c8f (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - コメント失礼します、「ボクと部屋」のラギー先輩の所、サギー先輩になってますよ。 (2021年8月6日 22時) (レス) id: ca8605264d (このIDを非表示/違反報告)
鮭ざんまい(プロフ) - リンゴさん» ありがとうございます!すごく嬉しいです、頑張ります! (2021年1月14日 5時) (レス) id: ede7e88c8f (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ(プロフ) - 凄く面白いです。更新楽しみにしています! (2021年1月13日 20時) (レス) id: b22ec59ea2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鮭ざんまい | 作成日時:2021年1月13日 20時

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