× ダメ ×

×３７× ページ37

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「 ..... は 、 ？ 」




夢かもしれへん 、これは 。





学校に行こうと家の玄関を出て

もう1度家に入ろうとする 。






「 待てや 、おい 」





そう言われ 、ゆっくり振り返る 。






そこには 、今は1番

ほとんど空想にちかい存在のひと 。





「 ..... な 、んでしょ、う ？ 」




流「 別に 、なんも 」






″ そっか ... ″ と息を吐くように呟く 。




流星の隣を通り過ぎて 、学校に向かう 。






流「 ちょ っ 、、 」






後ろから 、ぎゅっと手を掴まれる 。






「 へっ 、？ 」






振り返ると 、そこには困り眉をして

今にも泣きそうな流星 。






パッと目が合うと 、

すぐに目線を下ろす流星 。






「 あっ 、流星くーーん ！！ 」





流星の背中越しから 、

甲高い誰かの声が聞こえる 。





..... 誰かは 、分かってるんやけど 。





「 流星く 、、 あ っ 、、」





今気付きました 、って言うように私を見る 。




流「 夢叶ちゃん 、、」




私と夢叶ちゃんを交互に見る流星に嫌気がさす 。



パッと流星の掴む手を振りほどく 。






「 何か 、、 ごめん 。」






そう言って 、早歩きで去っていく 。





溢れ出しそうになる涙を堪えながら

必死に学校に向かう 。






「 A っ ！！ 」





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