× ダメ ×

×２８× ページ28

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声のした方に 、振り返る 。




「 うわっ 、重岡 」


重「 うわ 、やあらへんがな 笑 」



そう言って 、

一歩ずつ近づいてくる重岡 。




隣に来たかと思えば 、

私と同じようにうずくまる 。




そのせいで 、目線が同じになって

私の視野いっぱいは 、重岡で溢れる 。





重「 ... 何で 、泣いてるん ？ 」


「 わ 、ほんまや ... 」





重岡が 、私の頬を伝う雫を親指で拭う 。





重「 何かあったんやね 」


「 ううぅっ ... 」



重岡が優しくするせいで 、涙がとめどなく溢れる 。




重「 泣き止むまで隣いといたるわ 」




そう言って 、隣で背中をさする重岡 。




重「 だいじょーぶ 」



重岡が 、ニコニコと私の目をみて笑う 。




今だけは 、

このニコニコ天使ちゃんに 感謝せーへんと 。




重「 止まった ？ 」


「 うん 、ありがと 重岡 」


重「 ええよええよ 、気にせんとって 。

ほな 、クラス行こか


こんな時こそ 、流星おったらなあかんのにな 」




″流星″って言葉に 、

寂しさ感じたり 、悲しくなったり 。




重岡は知らんから 、しゃあないんやけど 。




当分の間は 、流星には触れられへんのか 。




過酷な１週間やなぁ 。





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