× ダメ ×

×１９× ページ19

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重「 A 、嫌ちゃうの ？ 」



「 何が ？ 」



重「 流星があんなんで 」





クラスの端で 、数人の男子と盛り上がる

流星を指差し 、重岡がそう問う 。




「 別に ？

イケメンやんか」



重「 いや 、そーゆー問題ちゃうくて笑

キスもしてへんねんろ ？ 」



「 キスが全てではないし 笑

違う形で流星なりに表現してくれてんねん 」






とは言いつつも 、

毎日不安になるんが現実 。




こんなに長い間付き合ってたら 、

キスくらいならしてもいいんちゃうかって 、思う 。






まぁ 、実際には１回したんやけど 。笑




あれは流星の記憶から

抹消されてるから 、無かったことにしんとアカン 。






重「 な 、俺ならさ 、キスくらいできんで ？ 」



「 … は？ 」




重「 本間はキスくらいしたいんやろ ？

キスだけでもやったろか ？ 」





「 いや 、うち流星おるから 」




重「 別にええやん 、キスくらい

お前は俺に興味のかけらもないねんから 」





「 それで重岡の事好きなったらどーすんの 」





重「 迷うくらいなら 、俺 、Aの事奪うけど 」








確かに迷った自分も憎らしいけど 、



あまりにも近い顔の距離にドキドキする私の胸と 、

腹立つくらい何も言えへん重岡のかっこいい顔が


余計に憎らしかった 。





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