× ダメ ×

×１５× ページ15

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流星の 、真剣かつ恥ずかしげな瞳が


まっすぐ私を見つめ 、近ずいてくる 。






唇を少しとんがらせて 、キスの口をする 。







流「 ちょ 、ちょっと待って下さい … 」



「 は ？ 本間ポンコツ …… 」



流「 チューって 、どやってすんの … ？ 」






目を キョロキョロ させながら


恥ずかしげに 、そう質問する流星 。







可愛いんやけどさ …… 。






キスの仕方くらい 、知っといてや 。





「 教えてほしいか ？ うちからしよか ？ 」





流「 いや ！！

ファーストキスは 、男からせな っ ！




あ 、頭 、抱えていい ？ 」




「 いいよ 」






よしっ て言って

また真剣な表情をする 流星 。






＿＿ﾋﾟﾛﾝｯ






ほんっま 、悪いタイミングでなるよな 、

うちのLINE 。





「 あ 。 」



流「 あぁ 、ええよ 、見て … 」



「 いや 、別に見たないし 、 」



流「 深呼吸する時間がほしーねん 」





そう言われて 、通知内容を見るしかないうちは

ポケットの中の携帯を取り出す 。





「 重岡 …… ？ 」



流「 シゲ 、重岡 ぁぁ ？！ 」



「 え 、あ 、うん 、 」






そう言うと 、目線を下ろす流星 。






流「 なんなん … 、 」



「 ん ？ 何て ？ 」



流「 俺だけ見てろ 、Aのアホ ！！ 」






そう言うと 、また流星が

私の後ろの壁に 手をつく 。





流星の顔が勢いよく近ずいてくる 。





顔を少し斜めにし 、目を閉じる流星 。





それとほぼ同時に

私の唇には 、流星の唇が触れた 。






心臓が 、速くなりすぎて止まるんちゃうか

ってくらいに高鳴る 。






流星の香水のにおいが 、

いつもより濃さを増して 鼻につく 。







キスの仕方が分からへん流星は 、


少し歯が当たって 、痛い 。








ファーストキスって 、こんなんなんや …




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