90 ページ10
淳弥「………でもっ、でも、違う…」
真鳥「？何が？」
淳弥「お前はっ、まとくんやない…！」
真鳥「…えっ、待って、待って、古謝ヘルプ」
古謝「…淳弥は、自分の知ってる真鳥やないから、今のお前がニセもんやと思ってんねん。」
真鳥「へっ……うーん、なぁ、昔の俺ってどんなんやったん。今の俺がニセもんやって言うんやったら頑張って近付けるようにするから、」
淳弥「触んな！！夢世界の偽者が！！」
真鳥「ちょっ…」
古謝「……あかんよ、多分、真鳥が記憶戻さん限りは、ずっとこうや。」
真鳥「…んな事言われてもな…」
藤原「…なんなん、淳弥、お前までこっち側の事侮辱する気なん…？」
今江「じょ、じょぉ、落ち着いてっ」
後ろでゴタゴタ揉めていたはずの藤原が、すっ、とこっちを向いた。
恐らく「夢世界の偽者」という言葉が彼のスイッチを押したらしい。
藤原「なんやねん！どいつもこいつも俺らの事馬鹿にしやがって！！」
そう言って淳弥に殴りかかろうとした藤原を、今江が必死に止めようとした。
藤原「っ！何で止めんねん今江！こいつらは俺らん事馬鹿にしてんねんぞ！！悔しないんか！おい！！離せや！！！」
今江「丈落ち着いてぇっ！殴っても何も解決しやんってっ！」
藤原「うっさい！どけ！」
今江「いっ……」
跳ね除けられ、ローテーブルに思い切りぶつかった今江は少し涙目だ。
そうして数秒も経たない内に淳弥の顔に拳が入った。
しかし、
パン、と1つ乾いた音が鳴った。
銃声の音ではない。
真鳥「……ええ加減にせえ」
藤原「っ…」
真鳥が藤原を平手打ちした音だった。
真鳥「…ごめん、今日は帰ってもらえるか。これ以上こいつを刺激しやんといてくれ。」
古謝「わかった。こっちも、悪い。でも、」
真鳥「わかってる。」
古謝「……淳弥、行こ」
淳弥「…」
2人が出て行って、後に残ったのは気まずい沈黙である。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくらこ - 私もmiwaさんの小説大好きです。 (2018年9月17日 15時) (
レス) id: 01232417c8 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーちぇーまん - お誕生日おめでとうございます！ これからも応援してます！ (2016年12月14日 17時) (レス) id: 70c38da474 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！！ これからの小説、お話楽しみにしています♪ (2016年12月14日 16時) (レス) id: 74805816cb (このIDを非表示/違反報告)
まりりん♪(プロフ) - いつも、こっそり読ませていただいてます(〃ω〃) すごく面白くて更新楽しみにしてます！ お誕生日おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2016年12月14日 16時) (レス) id: 80eff06f52 (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！！柚空さんの小説、本当に大好きです！良い1年にしてください！ (2016年12月14日 16時) (レス) id: f3b666cd46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：今江柚空
| 作成日時：2016年12月5日 19時
