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吉岡「……」
怜爾「…廉、お前もうやめとけって」
吉岡「っ、いつの間におった…」
年下の4人は遊びに行き、福井はヘッドホンで音楽を聴きながら、こちらを一切向かずパソコンと向き合っていた。
怜爾もどうせ古謝に言われた素性調査をしているのだろう、と思いシャドーをしていた、のだが。
いつの間にかこちらへ来ていたらしい。
怜爾「伊織にも言われたやろ。お前このままやったら骨折れるかもしらんのに。」
吉岡「…その前に、あいつ倒すから…」
怜爾「あのさ、順序ってもんがあるやろ。今お前は体休めなあかんの。」
吉岡「休めてる間にあいつに負けたら意味ない」
怜爾「…何でそこまでしてあいつに勝つ事にこだわるん」
吉岡「……」
福井「…脱退した時に険悪になったから、」
吉岡「！？」
怜爾「脱退？」
こちらの言葉なんか、まるで耳に入っていなかったはずの福井がそう言った。
気付けばヘッドホンを外していて、気付けばこちらを向いていた。
怜爾「脱退…って、何を？」
吉岡「……」
福井「…それは、教えてくれへんねんな」
怜爾「……」
吉岡「……バンド」
怜爾「バンド？」
福井がいる事で言わざるを得ない状況になったからか、吉岡はポツポツと言葉を発した。
元々、彼は現実世界でバンドを組んでいた。
ベースをやっていたのだと言う。
しかし、事情があって辞める事になった。
福井曰く、その事情、というのはここに入るが為、という事らしい。
しかしその事情を詳しく言わなかったからか、ドラムを担当していたメンバーと大喧嘩になった。
しかも、彼らはしばらくしてからこっちの世界に来たのだと言う。
当然、仲は、特にドラムのメンバーとの仲は、非常に悪い。
怜爾「で、そのバンドメンバーって言うんが、あの3人組やって事？」
吉岡「…うん。小島とか、正門くんとかは…まだ普通なんやけど。」
福井「その赤名っていうやつだけがネックになってんやな。しかも両方相手が悪いって思ってるみたいやし。」
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さくらこ - 私もmiwaさんの小説大好きです。 (2018年9月17日 15時) (
レス) id: 01232417c8 (このIDを非表示/違反報告)
りゅーちぇーまん - お誕生日おめでとうございます！ これからも応援してます！ (2016年12月14日 17時) (レス) id: 70c38da474 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！！ これからの小説、お話楽しみにしています♪ (2016年12月14日 16時) (レス) id: 74805816cb (このIDを非表示/違反報告)
まりりん♪(プロフ) - いつも、こっそり読ませていただいてます(〃ω〃) すごく面白くて更新楽しみにしてます！ お誕生日おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2016年12月14日 16時) (レス) id: 80eff06f52 (このIDを非表示/違反報告)
miwa(プロフ) - お誕生日おめでとうございます！！柚空さんの小説、本当に大好きです！良い1年にしてください！ (2016年12月14日 16時) (レス) id: f3b666cd46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：今江柚空
| 作成日時：2016年12月5日 19時
