DaydReam

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大晴「あーあー！ケルベロスええ案やと思ったんやけどなー！」
石澤「いや聖徳太子の方がええやろ」
柊和「お前らそれどっちも男の名前やんか、やっぱそこはコニーやろ！」
吉岡「お前ら総じてアホやわ」
Liberalとmasqueradeと別れたLuckの面々は家路についていた。

吉岡「で、どうなん怜爾、何か女の子について情報出てきた？」
怜爾「いや、何もでーへんな…とりあえず、女の子・行方不明・夢現病とかで調べてるんやけど。」
伊織「あの子、行方不明なん？」
怜爾「まだわからんけど、可能性は否定出来ひんやろ？」
柊和「なぁコニーの方がええと」
吉岡「もうええって、飽きたわ」

大晴「ふーくーいーくーん！」
福井「……何」
みんなが喋りに喋っている中、ただ1人ヘッドホンで音楽を聴いていた福井は、いつもの様に絡んでくる大晴に若干呆れつつもヘッドホンを取った。
途端、周りは少しやかましくなる。
それもそうだ、心の声たるものが勝手に聞こえてしまう彼にとっては人数分×2の声が聞こえる。

大晴「あ、絡まれんの嫌？」
福井「わかってるくせに」
大晴「えーそりゃわかってるけどー！福井くんだけぼっちみたいで嫌やねんもん！」
福井「俺は慣れてるって」
大晴「俺が嫌やの！！だから相手して！！！」
福井「はぁ……」
大晴「何でー！？何で溜息つくん！」

吉岡「……相変わらずやな、あいつら」
怜爾「ええんちゃう？平和やん」
吉岡「逆にああなってなかったらびっくりする、って？」
怜爾「だってそうやろ？」
吉岡「まぁ…」
怜爾「……あーもう！見つかれへん！ほんまに見つかれへん！」
吉岡「ネットにあがってない、って事は…これもしかして俺らヤバイ事案に踏み込んだ？」
怜爾「えっ、ヤバイ事案って、」
吉岡「あの子が実は財閥の一人娘でした、とか」
怜爾「いや、えっ…どこのマンガやねん…」

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