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ブーッという機械音が部屋に響き渡ったのは、午後三時を回った頃。
ソファでうたた寝していた私は、その音に驚き目を覚ます。
慌てて部屋入口へ向かい、入口にある姿見で少し崩れてしまった髪を簡単に直し、部屋の戸を開ける。
そこに立っていたのは予想通りmondoさんで、五日間顔を合わせなかっただけなのに、何だか久しぶりな気がして、少し緊張してしまう。
「行こ」
相変わらずマイペースの彼は、久しぶりな事は少しも気にならないみたいで、私と目が会った瞬間その二文字だけを口にした。
ソファに用意してあったカバンを取りに戻り 、先にエレベーター前まで向かってしまった彼に、駆け足で追いつく。
『こういう時は、待たせたね〜、とか言うんですよ』
「待ったの？」
『そりゃ、何時なのかどこで待ち合わせなのかも、分かんなかったですし…』
「あれ言ってなかったけ？」
『言ってないです』
「はいはいはい、まあ、あれだね、そういう時もあるし仕方ないね」
何が仕方ないのか、適当に流してみせる彼に、相変わらずだなと小さく溜息。
「髪、いいね」
そう言って、ヘアツメで束ねられた私の髪を優しく触り、少し笑みを零す彼。
慣れてきたとはいえ、そういう行動一つが、どれだけ私の心を騒がせてるのか、彼はきっと気付いていないんだろうな。
きっとこれだけで慌ててしまうのは、久しぶりに会ったからに違いない。
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樹里(プロフ) - めちゃくちゃ最高でした！！！ (2023年2月12日 21時) (
レス) @page43 id: b610e14af3 (このIDを非表示/違反報告)
REN - とても素敵な作品をありがとうございました(о´∀`о) (2022年6月17日 18時) (レス) @page44 id: 2d48b66e5b (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございました！何回も読み返しています😢ぜひこの二人の甘々な番外編を拝読したいです…！ (2022年5月28日 21時) (レス) id: 8be61eece1 (このIDを非表示/違反報告)
ひよ(プロフ) - この2人の後日談みたいな短編集とかあったりしませんかね…？まだまだイチャイチャみてたいです( ߹꒳߹ ) (2022年4月26日 0時) (レス) @page42 id: 4b44556f18 (このIDを非表示/違反報告)
ai5piysrfy(プロフ) - はむちゃんさん» ありがとうございます。おっていた作品なので悲しいです。次の作品も楽しみにしています！ (2022年2月14日 23時) (レス) id: a7d01ea5d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はむちゃん
| 作成日時：2022年2月3日 13時
