惑星の天使 #2

5歳 ページ12

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『たくとーー、みかん剥いたよ食べよう』

「えっ、ぬながむいてくれたんですか？
ありがとうございます！」

『いいよ〜たくと〜』




ソンミンオッパによるとたくとは夜にみかんを食べないらしい。そのエピソードで白飯3杯いける可愛い。



















『たくとは5歳だよねえ〜もちもちでさ』

「？もちもちだと5歳なんですか？？？」

『キョトン顔かわいいい！！！！！涙』




たくとうちゅちゅちゅ〜♡と愛でていると、
何やら感じる視線。



















「…ごぬくたそっさる。」

「…じゅんひょんたそっさる。」

「…ぎゅびんたそっさる。」




『…(私は何も見ていない)』

「ん？あのふちっこから見てるの誰だろう？ごぬぎひょんとじゅんひょにひょんとぎゅびにひょんかな？」

『しっ！知らない人だよたくと、あっちいこう』

「ヤ！！！A！！！」









ちっ…

たくとと私だけのほのぼのタイムだったのに…




あからさまにため息をついた私を見て、俺もかわいいでしょ！！と文句言ってくるギュビン。君たち3人は純真無垢な5歳たくとと違って小五くらいの悪ガキだよこのやろ














「あ！そんみにひょんとアイス食べるんだった」




『たくと…行かないで…』









無慈悲にたたっと駆けていったたくとを見送ると、あっというまに3人に囲まれて私の姿は見えなくなった。









「ぬな酷いじゃん！
たくととごぬくどっちが大事なの？！」


『調子良くぬな呼びだるー。全然たくとで草ー。』


「A！俺の方が5歳っぽいでしょ！」


『キモ、5歳になりたいだけかよ嫉妬しろや』


「ぎゅびんちぇ〜」


『あんたは背がもう5歳じゃないし』









疲れる！！！ツッコミ疲れる！！！



















走って逃げてもあちらの3人は長い足ですぐ追い付いてくる(何ならあっち歩いてても追い付いてきてる)



















「足短い〜かわいい〜はあ」


『殴るよギュビン』


「もう殴ってるから！！！」









おっと…手出てた
言葉より先に手が出るとは相当のうざさ



















「ごぬぎたちょっちゃる」


『…』


「たくととどっちがかわ」『たくと』


「じゅんひょにたちょっちゃる！！！！！」


『顔コワ！！！』


「よしよしAちゃん怖かったね〜〜」


『ギュビン今日うざいな？？？』








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