惑星の天使 #1

law ページ41

·









「Aーおいでー」


『やだー』









lawの衣装を着て駆け寄ってくるパクハ

を避けてイェダムちゃんに抱きつく。



















「ちょ、離れて」


『何でよ』


「は、恥ずかしい」


『えーもーかわいいなイェダムちゃん』









イェダムちゃんに抱きつきながら、あ、ファンから見たらこういう関係者の女嫌だろうなと冷静になってしまって離れると、すかさずユジンが抱きついてくる。





























『だめ！そんな関係者の女になってしまっては…』


「？ヌナ何言ってるんですか」


『あ、いえ、何でも…』









ユジンにぎゅーぎゅーとされながら周りを見渡すと、気まずそうにナカムデンが立っていた。







































『カムデン…おいで…そんな気まずそうに立って…』


「…いや別に気まずくなんて…」









完全に親の気持ちになってしまって、手招きすると気まずくないと言いながらもすーっと寄ってきた。ユジンを片手で抱き抱えながらカムデンも抱き締める。




























すると次はしょぼんとしたビニオッパが見えたので、カムデンとユジンを離してビニオッパに抱きつく(私からは初めて)とぱあっと明るくなった。


ただの衣装合わせなのに、Aに見せたい！とビニオッパがlawを引き連れてきてくれたので、この人に1番感謝しなければいけない。ちなみにズハオオッパは部屋で寝てるらしい。いや私に会いに来いよ。





























イェダムちゃんとナカムデンとユジンはメイク落としてくるーと先に帰ってしまって、部屋に私とビニオッパだけが残される。







































『オッパいっつも悪魔とか言ってごめんなさい。
今日めちゃめちゃ格好良いですよ』


「惚れちゃいそうでしょ」









ちゅっちゅっとしつこく顔にぽっぽしてくるあたりは許せないが、ビジュアルが良すぎて何も言えない。






























「Aが俺のメイク落として」


『ええ…メイクさんに頼んだ方が…』


「やだ、Aじゃないと」









傷メイクを施した端正な顔で見つめられると、私も頷かざるをえないのだ。勘弁していただきたい。







































「何か今日A俺に甘い！今日なら何でも許してくれそう！俺と付き合ってー！結婚して！！！」


『調子に乗るなバツだわそんなもん』









·

トゥビンズの逆襲→←スタクリに敗北

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す