惑星の天使 #1

王子、5歳説 ページ36

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べったり。


ハオオッパがデートの約束を条件に引き下がってからのワンツーハオはまさに私にべったりだった。



















『オッパ、』


「ん？」


『1時間経ちました』


「今日泊まっていく！」


『ですよね〜』









許可出してないけども、当たり前じゃん？みたいなほわほわ笑顔に逆らえず、布団を敷こうと立ち上がる


ツーハオは私の足にくっついてコアラみたいだった





























『べったり』


「うん？」


『オッパ、べったりですね私に』


「そうだねえ」


『きっとズハオオッパと付き合ったら彼女にでれでれなんでしょうね。ファンに教えてあげたいです。』


「絶対でれでれだよ俺、困らせるくらいに」


『(1人称俺…これまたギャップが…)』





























「ここどうしたの、傷」


『あーこれは先週パクハンビンが…』


「噛まれたの？」


『はい、』


「…何それ、距離近すぎ」


『あんたが言う？』









ほっぺをもうこれ以上無理よ！ってくらいくっつけてくるあんたに言われてもあまり説得力はないよ！





























『はあ、ちょっと姿勢変えたいんですけど』


「どうぞ」









『ふぅ、』


「おわり？」ぎゅっ


『いやまだまだまだです』









姿勢を崩して休憩すると姿勢もう変えた？と再びくっついてくるズハオさん。いや離れててくれまだだよ





























「あーん」


『私の手はご飯じゃないですよ〜』


「おいしい」


『めっ！』









パクハを意識している(？)のか傷の上をわんちゃんみたいに甘噛みしてくる。痛くないけど。犬みたい。







































「Aちゃん、今日のお話…
え、ズハオヒョン。距離感すごいね」


「お話？」


『めてゅくんがね、いつも夜に今日の練習のお話しにきてくれるんだよ。オッパも一緒に聞こうね』


「うん！」









子供…？にこにこ私にもたれかかって頷くズハオくんが5歳児すぎて、つい頭をなでてしまった。めてゅは甘々ワンツーハオに少し引いていたけれど。





























「めてゅ、A、聞きにきたよ…ってえ」


『ああ、ジウンオッパ』


「ツーハオ、そこ俺の席」


「ううん、俺の席です」


「えーじゃあこっち」









ほぼズハオを抱っこしてる状態の私の後ろからバックハグみたいなことしてきた。抱っことおんぶじゃん


皆が定位置(？)についたことを確認しためてゅくんは
楽しそうに今日も話をしてくれた。









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