【文スト】【短編集】文豪×〇〇彼女。２【文豪ストレイドッグス】

大人ドストエフスキー×彼女。（奈槻様リク） ページ15

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「……」

『…カクテル？』

「…ええ」

『ふーん』

「如何しましたか？」

『飲むんだなって思ったんです』

「おや、珍しいですか？」


静かな書斎。私が本を捲る音とドストさんのカクテルを飲む音しか聞こえない。


『何か、大人って感じ』

「大人なんですけどね…。貴女はあと１年で飲める歳でしたね」

『うん。…いいな、大人って』

「？何がです？」

『や、なんて言うか、大人の余裕みたいな…？ドストさんって何もしてなくても大人っぽいのにそーやって澄まし顔でカクテルとかワイン飲んでると増すって言うか、はい』

「君の語彙力は何処へ落としてきたんですか？そうですね、大人ですか…。」


コト、とグラスを置いてドストさんは私に向き直った。


「Aさん」

『はい？』

「貴女の云う大人とは、あまり良いものではありませんよ」

『…そう、ですか？』

「ええ。…汚いモノだらけですよ。醜くドス黒い何かが全てを包んでる。…そんな世界で大人は生きる屍として存在するしかないのです」

『んー…』

「どうしました？」

『実際に見てないから分かんないなーって。それに、私の見えるドストさんはとても綺麗です。だから…良いんじゃないかなぁって』

『(元々そんな大きな話じゃなかったし←)』

『それに、ドストさんがこの世界を綺麗にしてくれるんなら、私が大人になっても安心だなって！』

「…云う様になりましたね、貴方も」

『えへへ、多分脳みそが無いだけですよ』


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＿人人人人人人人人人＿
＞ まって意味分かんない ＜
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