【刀剣乱舞】とある日常。【短編集】

お年玉。（三日月宗近） ページ25

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秋「主君！あけましておめでとうございます！」

『おー、あけましておめでとう〜』


謹賀新年。

朝起きて一番に秋田藤四郎に挨拶をされた。


秋「今年もよろしくお願いします！」

『こちらこそ。…はい、これ』

秋「…？これは？」


秋田の手に小さなポチ袋を乗せる。そう、これは誰もが欲しがる正月の風物詩。


『お年玉』

秋「！！宜しいのですか！」

『当然でしょ、これで万屋で好きなの買いなね』

秋「はい！」

乱「あ、お年玉！ズルい！！主さん僕にも！！」

『まず挨拶しなさいよ…。ほら、あるよ』


はい。と乱にもお年玉を手渡す。

「やったー！有難う！」と満面の笑みで答えた乱は「いち兄に見せてくる」と駆け出す。

「僕も！」と秋田もその後を追った。


『ふふ。…さてと、他の子にも配らないとね』


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『ああああああああ疲れた……』


待って、多すぎた。

短刀脇差迄は兎も角、打刀もとなると数が多すぎた。


『…この後お餅つきか』


中庭だっけ。行かないと。


「主」

『え、あ…。三日月』

「はは、中々に疲れているなぁ」

『お年玉って渡すの大変だね…』

「そうかそうか。お年玉か…。どれ主、手を出してみろ」

『へ？はい』


そう言われて何となく両手を三日月の前に出してみた。


「そら、お年玉だ」

『わっ…！』


自分の両の手にパラパラと落とされる飴玉、チョコ、小さなクッキーにお煎餅。金平糖の包みまである。


「生憎、それしか持ち合わせていなくてな。少しでも喜んでくれたらいいんだが」

『…こんな楽しいお年玉初めてだわ』

「そうか、良かった」


後で美味しく頂こう。

お年玉、渡すのも渡されるのも悪くない。

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あけましておめでとうございますー！！(遅い)

今年もよろしくお願いします！

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