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こたつ。(青江派、ルト様リク) ページ24

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『青江派〜、何処〜?』

青「はーい、ここだよ」

『おー……何してんの。数珠丸まで』


ある冬の昼下がり。二人に用のあった私はこたつでのんびりしている二人を見つけた。


青「こたつで暖を取っている」数「です」

『え、え?うん…?あのね、今度初出陣の子達の付き添いで二人に出て欲しいんだけれど…』


そう言いながら陣形等が書かれた紙を渡す。


青「ん?ああ分かった、目を通しておくよ」

数「承りました」

『それじゃ、宜しくね』

数「はい。…主殿、少しお疲れでは?」

青「おや、本当だ。顔が青白いね。寝られなかったのかい?…やましい意味は無いよ?」

『え、ああ…。ちょっと急な書類があって』

青「そうかい…。なんなら此処で休んでいくかい?」


そう言うと、青江はポンポンと自分の膝の上を叩く。


『え、それは悪いよ。二人の団欒を邪魔する様な』

青「そんな事無いよ。ねえ、兄さん?」

数「ええ。偶にはいいではないですか休んだって」

『そ、それじゃ、お邪魔します?』


私は青江の膝の上にストンと座った。


青「フフ、暖かいねえ…。主の体温の事だよ?」

『そういうのいいから。…あれ、青江いい匂いする』

青「ん?ああ。歌仙から貰ったお香かな?ジャスミンの香り」

『へえ』


くんくんと遠慮無しに青江の匂いを嗅ぐ。傍から見たら変態なのか。

数珠丸は微笑ましそうに向かいで蜜柑を剥いている。


『あ、蜜柑』

数「食べますか?でしたら新しいのを…」

『ううん、それでいいよ。頂戴』

数「分かりました。…はい、口開けて下さい」

『あー』


ヒョイと放り込まれる蜜柑。噛むと甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。


『美味い』

数「良かったです。今朝燭台切殿と小夜殿が採った物です」

『そっかあ。…なんだろ。眠くなるね、こたつって』

青「寝るかい?」

『うん…』


そう答えると、青江は私を抱き直して自分に寄りかからせる様にして背中を一定のリズムで叩き始めた。

数珠丸は来ていた半纏をかけてくれた。


青「お休み主。夕餉には起こすから」

数「良い夢が見られる様に祈りましょう」


_______________

真にお待たせしました!!

年内に全てのリクが終わってほっとしてます(*´ω`*)

次回の本更新は三が日明けです、宜しくお願いします!

お年玉。(三日月宗近)→←2。



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設定タグ:刀剣乱舞 , 短編集 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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舞美(プロフ) - 専門学校ですか…。何になりたいのかな!応援してます! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 255c96dc1d (このIDを非表示/違反報告)
ライラック - 石切丸さん最高ですな(真顔)素敵なお話ありがとうございます!癒されました…っ! (2018年6月8日 21時) (レス) id: 75a1a6830c (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - きゅうりさん» ああああこれリクじゃないです!笑ちゃんとリクエストのやつは今書いてます〜!もう少しだけ待っててくださいm(_ _)m (2018年3月14日 0時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり - 更新ありがとうございました!!! (2018年3月13日 23時) (レス) id: 5b6387d6ca (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - きゅうりさん» わあああ!リクエストありがとうございます〜(;;)ぱっぱカッコいいですよね!!更新までお待ちください! (2018年3月11日 15時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅さん | 作成日時:2017年7月22日 15時

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