ドSヤンデル敦×彼女。(桜ノ兎様リク) ページ26
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最近、彼が可笑しい。
目の下のクマ、仕事に執着し過ぎている、そしてフラつく足取りと虚ろな目。
明らかに彼の異常を示していた。
この間なんて大好物のお茶漬けを食べなかった。
これには国木田さんや鏡花ちゃんもビックリしてた。
他人の幸せを否定するようになった。
前はそんな事しなかったのに。
そして極めつけは。
「Aちゃんみっけ!」
『あ、敦君…ひゃわっ!?』
後ろから抱き締められて擽ったい様でそうでない所をツツーッと撫でられる。
危ね、書類落としたら国木田さんの雷が落ちる。
『あつ、し君…?』
「んー?あ、大丈夫だよ擽ったい所は撫でないから」
ニッコリと笑う彼。そう来たか…。
そう、何か知りませんがとてもSです。私にだけ。
「ね、他も触って欲しい?だったらボクの事『敦様』って呼ぶよね?ね?」
……そんな事云ってないぞ!
『ちょっと待て敦君、熱でもあるの?最近可笑しいよ?』
「…そう?そんな事無いと思うけど」
『いや可笑しい____?』
左手で書類を持ち、右手で敦君の腕を解こうとした。
その時、敦君の腕に無数の引っ掻き傷があった。
傷は浅いけどこれって。
『虎…?』
「…?」
『敦君、如何したのこれ…!』
「……!」
異能が無意識に発動してとか?
いや、でも敦君はもう充分に異能を制御出来てるハズ。
じゃあコレは___?
『ねぇ敦君、如何したのコレ___っ!?』
突然、強い力で肩を壁に押し付けられた。
書類の束がバサリと落ちる。
一瞬の出来事に困惑していると首に圧迫感がやって来た。
『…ぁつ、しく……?』
返事は無い。ただ口元が小さく動いているだけだった。
よく見ると「死ね」や「如何して君ばっかり」等の言葉が紡がれていた。
呟きが増えるごとに首への力が強くなる。
拙い、息が出来ない…!
『っ…』
国「敦ー!ちょっといいかー!」
事務所の方で国木田さんの声がする。
我に返ったのか、敦君はパッと手を離してくれた。
ゲホゲホッとその場に膝を付き咳き込む。
敦君は私を虚ろで冷たい目で見下した後、国木田さんに返事を返して去ろうとした。
『敦君…?』
震える声で彼の名前を呼ぶ。
彼はゆっくりと振り返り不気味な笑みを浮かべた。
ああきっと。
彼の精神はとっくに壊れていたんだなと思った瞬間だった。
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引っ掻き傷は虎だったのかそれとも。
ドS?病んでる?え…?
国木田×チート強がり彼女。(桜ノ兎様リク)→←ドS双黒×妹系獣人彼女。(桜ノ兎様リク)
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kurumi - 楽しく拝見させて頂いてます(*`・ω・)ゞバレンタインのやつで、福沢さんが自分の事を老いぼれって言ってますけど福沢さん「45歳」だったと思うんですけど? (9月27日 15時) (レス) @page36 id: 36a2ebbf69 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 歌さん» 御指摘ありがとうございます!リクエストはいま停止していす、すみません。 (2020年1月8日 23時) (レス) id: d7ba8c175c (このIDを非表示/違反報告)
歌 - 立原君が立花になっていましたよ (2020年1月8日 23時) (レス) id: b4dff23058 (このIDを非表示/違反報告)
歌 - 甘えん坊の立原君出来ますか? (2020年1月8日 23時) (レス) id: b4dff23058 (このIDを非表示/違反報告)
モフ子 - ↓ただのキチガイですので放っといて下さい (2019年8月1日 21時) (レス) id: 7dc88695a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2017年1月11日 23時