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蜜璃姉さんと甘味を食べていた朝早くの時間。
この時間には相応しくない、真っ黒な鳥。
カァカァと、鎹烏が五月蝿く鳴く。
私達の頭上をクルクルと周り、バサリと降り立つ。
『……………は、』
「……そんな………」
そんな烏が持ってきたのは、煉獄杏寿郎の訃報。
無限列車の任務にて、上弦の鬼に敗れ亡くなったと。
乗客全員と後輩……炭治郎達を守って亡くなったと。
蜜璃姉さんは団子を食べていた手を止め、私に至っては持っていた湯呑みをガシャンと落とした。
「そう……なの」
『…伝えてくれてありがとう』
そう言うと、杏兄さんの鎹烏は飛び立っていく。
「……師範、師範……ッ!!」
『……っ』
ポロポロと大粒の涙を流す蜜璃姉さんを抱き締める。
蜜璃姉さんも、私の背中に腕を回して抱きしめ返す。
「煉獄さん…、煉獄さんが……」
『うん、』
「嘘よ、嘘よォ……!!」
わんわんと泣く姉さんの背中をトントンと叩く。
私達を心配して、迎えに来てくれた伊黒さんが来るまで、姉さんはずっと泣いていた。
伊黒さんに蜜璃姉さんを支えてもらって、恋柱の屋敷まで帰る。
『………』
「…お前は」
『?』
「大丈夫か」
『……大丈夫ですよ。あの、暫くは蜜璃さんの傍に居てあげてください。私はきっと蝶屋敷に居ることになりますから』
「あぁ、分かった。…無理はするな」
『ありがとうございます』
その言葉を最後に、私達は口を開く事は無かった。
歩いている最中、ずっと考えていた。
無限列車の任務は、きっと私が合同するはずだった任務。
私が、引かなければ。
兄さんと御館様の意見を押し切って、一緒に行ってれば。
私が、私が。
……兄さんの代わりに死んでいれば。
パキン
何処かで時計の壊れる音がした。
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りあむ(プロフ) - 続き待ってます、、、、、、、! (2021年10月12日 20時) (レス) @page37 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - ド派手に頭突きしたのか煉獄の旦那に!ド派手に凄いな! (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - どうも!コメントありがとございます!蜜璃ちゃんかわいい!キュンキュンするわ!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2021年2月10日 17時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 義勇推しさんさん» 初めまして〜!読んでくれてありがとうございます。これから炭治郎もっと出す予定なので楽しみに待っていてください…! (2021年2月10日 9時) (レス) id: 6fc48f12f5 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - 初めまして!炭治郎も好きなのでこの小説楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください! (2021年2月9日 19時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2021年1月4日 0時