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『……これは、まあ…』
「…!姉上!」
炭治郎の鎹烏を捕まえて『居場所を教えないと焼き鳥にする』と脅した所、アッサリと吐いてくれたのでその場所に向かう。
向かったのは煉獄家。私を拾ってくれた家。
『千寿郎、久しぶり。…すぐ来れなくてゴメンね』
「いえ、そんな…!」
『…で、これは何』
「…頭突きした炭治郎さんと、頭突きされた父上です……」
『あぁ、うん…』
完全に伸びてる二人を見て、苦笑いしか出ない私。
『私が父上運ぶから、千寿郎は炭治郎運んで。無理そうなら私がやるから言って』
伸びきってる父上をヒョイと持ち上げて屋敷に入った。
「……凄い…………」
.....
「……」
『目が覚めました?父上?』
運んでから数十分で目を覚ました父上。
炭治郎の頭突きをくらってこの短時間で目覚めるとは、流石は元柱。
「お前…」
『あんまり私の後輩虐めないでください』
『どうぞ』と湯呑みに入れた水を渡す。
それを一気に飲み干し、父上は口を開いた。
「……何故だ」
『何がです』
「何故、お前が…『共に任務に行かなかったのか、ですか?』」
『簡単です、杏寿郎兄様が私を任務から外したからです』
「何故」
『本人に聞けたらよかったんですけど…ね』
ガバリと布団から起き上がり、私の胸倉を掴んで叫ぶ。
「…お前だ!お前が」
「彼奴の代わりに……っ」
『死んでいればよかったのに、ですか?』
「……っ」
『奇遇ですね、私も同じ事を考えていましたよ』
「…何故」
『それこそ簡単です。私は貴方達の本当の子供では無いから』
『誰だって、本当の息子が生きていて欲しかった。そう思うはずです』
『ああ、本当に』
『私が死んでいればよかったのに』
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りあむ(プロフ) - 続き待ってます、、、、、、、! (2021年10月12日 20時) (レス) @page37 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - ド派手に頭突きしたのか煉獄の旦那に!ド派手に凄いな! (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - どうも!コメントありがとございます!蜜璃ちゃんかわいい!キュンキュンするわ!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2021年2月10日 17時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
桜餅さん(プロフ) - 義勇推しさんさん» 初めまして〜!読んでくれてありがとうございます。これから炭治郎もっと出す予定なので楽しみに待っていてください…! (2021年2月10日 9時) (レス) id: 6fc48f12f5 (このIDを非表示/違反報告)
義勇推しさん - 初めまして!炭治郎も好きなのでこの小説楽しく読ませてもらってます!これからも頑張ってください! (2021年2月9日 19時) (レス) id: 11d230a7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅さん | 作成日時:2021年1月4日 0時