1話 ページ3
私達は今、我々国へ向かっている。
理由は、和平条約時の条件だった。
私たちの国は、我々国から少し離れた場所にある、ヴァルミル国と言う国だった。
私の隣に居るリオは、王家の人間では無いのだが、今の王家は女が居ないのだと言う。
和平条約には、女が最適だと考えた国王が、国内の貴族の中から、飛び切り美しい娘を我々国に送ろうと考えたのだ。
そして、選ばれたのがリオだった。
リオ両親は反対したのだが、周りの貴族がリオを勧めるため、リオが行くこととなった。
当然、リオが行くのなら、従者の私も着いていかなければならない。
母国を出て早1時間。
もうすぐ我々国に着くだろう。
リオはすっかり眠ってしまっている。
リオはすぐ寝てしまうんだよな……。
走行しているうちに、私たちの乗っている馬車が止まる。
窓の外を見ると、見知らぬ土地と、見知らぬ国。
どうやら着いたようだ。
「リオ様、着きましたよ。起きてください。」
リオ「んん……え？着いた……？」
たった今起きたリオは、目をゴシゴシと擦って欠伸をしていた。
すると、馬車の扉が開く。
「リオ様、我々国の城に到着致しました。」
リオ「えぇ、すぐ降りるわ、行きましょA」
降りた先に広がっていたのは、自分の母国とは比べ物にならないくらい大きな城……いや、要塞だった。
リオ「随分と大きな城なのね」
「どちらかと言えば要塞……ではないでしょうか？」
？「おやおや、よくお越しくださいました。」
城を見て呆気にとられていた私達に声を掛けてきたのは、赤いトルコ帽子を被った、髪の長い男性だった。
リオ「あ、私ヴァルミル国から来ました、リオ・アルベールと申します。宜しくお願いします。」
？「まぁまぁお顔をお上げください。私は出迎え担当のオスマンと申します。こちらも宜しくお願いします。」
オスマンと名乗る男性は、軽く礼をすると、こちらを見てくる。
オス「すみませんが、そちらの方のお名前も聞いてもよろしいでしょうか？」
「あぁ、リオ様の護衛と世話を担当している、Aです。宜しくお願いします。」
オス「いえいえ、こちらも宜しくお願いします、では、早速ですが総統閣下がお呼びなので、案内しましょう」
そう言い、歩き出すオスマンさんを、私とリオは着いて行った。
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あばば - 「〜だと思う」「〜か...」などの文で作者様は「〜だっと思う」「〜っか...」と書いていて、日本語として変になっています...私が気にしすぎなのかもしれないのですが、読みづらいです...すみません！ (2022年8月6日 18時) (
レス) @page43 id: 657c3387d9 (このIDを非表示/違反報告)
ああああ - 作品はとてもいいのに作者のページいらんすぎる。 (2020年3月30日 13時) (レス) id: b71cb1ab08 (このIDを非表示/違反報告)
2Fq3xJRnanGV4xN(プロフ) - 私はオスマン推しです！ (2020年1月24日 17時) (レス) id: 32198dd32d (このIDを非表示/違反報告)
2Fq3xJRnanGV4xN(プロフ) - とっても面白いです！！まだ途中までなんですけど、ハラハラしながら見させていただいています！おちのリクエストなんですけど、オスマンのリクエストします！よろしくお願いします！ (2020年1月24日 17時) (レス) id: 32198dd32d (このIDを非表示/違反報告)
yotuba0902 - 面白いです！ネタってどうやって考えてるんですk((((((殴 (2019年9月28日 7時) (レス) id: 101a506f7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオバナ@復元成功 | 作成日時：2019年8月28日 22時
