第81話 ページ33
次の日、もう来ることは無いだろうが見張りをしていなければゾム達に怪しまれるため、俺は朝まで見張りをしていた。
頭の中はまだ現実を受け入れられず、これが悪い夢なら良いのにな、と現実逃避を繰り返していた。
そんな時、寝起きであろうゾムの声が下から聞こえた。
「カルガンー、朝ごはん出来たやってー。」
「…分かった。すぐに行く。」
モヤモヤしていても結果は変わらないと思い、俺は下にある窓から部屋に入った。
ソファで寝ていたゾムは寝違えったのか、痛そうに首を押さえていた。
「だからベッドで寝ろと言っただろ、ゾム。」
「いやー、だって……。」
「……まぁいい、今日は引越しだからゾムは休んでろ。」
「……すまん、カルガン。」
「気にするな、早く行くぞ。」
俺は寝違えって痛そうにしているゾムを置いてロボロのいる部屋まで歩く。
ドアを開けて部屋に入ると、できたてであろう朝ごはんの匂いがし、何も食べていないお腹がグゥっとなった。
「あ、カルガンおはよ。寝なくても大丈夫なん？」
「あぁ、ゾムが寝違えったみたいでな、引越し作業は2人でやることになった。」
「そうなんか、でもまだ新しい家見つけてないから、今日は休んでもええんやない？」
「いや、またいつ来ても可笑しくないからな？その時に戦える俺達が動けなかったらロボロは一人で戦うことになるんだぞ。」
俺がそういうと、ロボロは少し考え込んだ後で顔が真っ青になり、やっぱ今日引っ越そうかっと意見を変えた。
「やけど引っ越すって言っても何処に行くん？」
「……そうだな、ここから離れた場所の方が良いだろう。近すぎると見つかりやすい。」
本当は、火が放たれた時にすぐに逃げれるように遠くに2人を移動させておきたいと言うのが本音だ。
原作では、2人は放たれた火のせいで火傷をおう事になっている。
なら火傷をおわないように、火の手が来ない場所へ引越しさせ、理由をつけて家から出ないようにすれば良い。
そうすればきっと、俺が火を放つ姿も見られないし、二人に被害は及ばない。
(これでいいんだ、これで。)
これで、本当に良いんだよな？
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闇ちょこ(プロフ) - 続編…全裸待機してますね((ネコ、カワイイ…カワイイ(洗脳済み猫派) (2021年2月13日 9時) (
レス) id: 4dd7927ea0 (このIDを非表示/違反報告)
新月singetu - 続編！！めっちゃ楽しみにしてます！ (2021年2月13日 8時) (レス) id: 040d4cbcc0 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編ですか！楽しみです！ (2021年2月13日 3時) (レス) id: f025ecfe59 (このIDを非表示/違反報告)
恋漢(プロフ) - 初見ですが失礼します！！！いやもう簡潔で申し上げます(^^)........好きです！これからも更新頑張ってください！！めっちゃ応援してます！！ (2021年2月12日 0時) (レス) id: 6604cf1194 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい - めっちゃ好きです！更新頑張って下さい！全裸待機してます(笑) (2021年2月11日 15時) (レス) id: f6115359b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオバナ@復元成功 | 作成日時：2021年2月7日 18時
