ありがとう【烏野高校】 (ページ7)

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大晦日ページ7

ピーンポーン

部屋中に響き渡って聞こえたインターホンの音

その音にはーいと返事をし、扉を開けると外には東峰先輩と澤村先輩がいた

『いらっしゃい』

と言うと澤村先輩と東峰先輩は律儀にお邪魔しますと言い靴を並べてから入った

『あ、まだみんな来てないからくつろいでいてください』

二人は、ソファーでくつろいだ

数分、また数分とみんながやって来た

「Aさん！
買ってきましたよ！！」

と笑顔で話しかけてきてくれた翔陽
それに何故かうるっときてしまった

『うん。じゃあ、作るね
潔子さん仁花手伝ってくれますか？』

「「うん/シャチ!!」」

そばを茹でたりつゆを作る人
天ぷらを作る人で分けて作業を始めた

広間の方では、みんなははしゃぎまくってて楽しそうだ

ものの数分で、そばとつゆは作り終わった

『あ、そばとつゆ終わったからお椀の中に入れとくね』

「お願い」

人数分のお椀を出して、そばを入れてからつゆを入れた
するとちょうど、天ぷらも作り終わったみたいで、天ぷらたちを大きなお皿に盛り付けた

『できたよー』

お蕎麦たちを机の上に乗せいただきますと手を合わせみんな食べた

『うん。食べた、食べた』

「Aさん！」

その声の方に顔を向けると
翔陽飛雄夕仁花がいた

『ん？』

翔陽たちがこれ！と渡してきた手紙

『え？』

「その、、
この１年間お世話になったんで、ほんのお礼です」

ぶっきらぼうな顔で話す飛雄

『もしかして、みんなこの為にずっと私のこと避けてたの？』

「そ、そんな！避けるなんて私は！！」

「そーだ！今まで通りだった！」

そう言う、仁花と夕に菅原さんはあきらか避けてたぞとツッコンだ

このサプライズの為に、みんな
みんなは避けてきたというか、私に言わないように必死だったんだね

そう思うと今まで我慢してきた分の涙がボロボロと目から溢れてきた

「はい、ハンカチ」

『あ、ありがとうございますｯ』

みんなといれてよかった。

みんなに会えてよかった。

『みんな、ありがとう』

これからも、よろしくね。