7話 ページ8
「はぁ…はぁ……ちょっと、甚八…！」
ドサッと両手に抱えていた袋をテーブルの上に下ろすとやかましいと言わんばかりのジト目が私を見た。
「人使い荒すぎにも程があるでしょっ！」
「お前はマネージャーだ。マネージャーは選手達のために働くものだろう。」
「まぁね…確かにそうですとも。でもね甚八………マネージャーがなんで甚八の食べるものまで買ってこないといけないのよ！！しかもカップ麺ばっかり！！！」
事の発端は遡ること数時間前。
いつも通りマネージャーとしての仕事をこなしているとスマホがパーカーのポケットで震え始めたので確認すると甚八に呼び出され向かうとアンリさんが今日は不在の為買い出しに行ってほしいとの事だった。
「で、なんで甚八が個人的に欲しいものまで買ってこないといけないのよ？！リストに書いてある量も明らかに一人で買い込む量じゃないしタクシー使っていいとはいえ大変だったんだから！！」
「煩いぞ。別に全部買って来いなんて言ってない。そもそも行く前にリストを確認して至急必要なものだけを買ってくれば良かった話だろう？自分の落ち度を俺のせいにするな。」
ガサガサと袋を漁りカップ麺を物色しながら話す甚八にぐっと押し黙った。
「はぁ…もう用は済んだでしょ？私は仕事に戻るから。」
「ああ。買ってきたものは持って行ってちゃんと片付けておけ。」
ひらひらと手を振りながらそう告げると甚八はお湯を沸かし始めた。
まったく、毎日カップ麺ばかりで飽きないのかな？前にアンリさんが気を使って野菜炒めやサラダなんかを作って来てくれてたけどそれもマヨネーズを大量にかけて結局脂質だらけのカロリー爆弾になってたし。
栄養サプリメントを飲んでいるとはいえ健康とは言い難い生活だし心配か心配じゃないかと言えば正直心配。
まあ、こうやって重い荷物を運ぶのを微塵も手伝おうとせずに自分の食事を優先するような生粋の
「姫さん？そんな大荷物抱えて何してはるん？手伝うで。」
「またえらい量やなー。女の子一人で運ぶ量やないで。ほれ、こっち貸しぃ。」
「あ、氷織くん、烏くん！ありがとうほんと助かる！」
氷織くん相変わらず可愛いなぁ。性格もおっとりしてるしこのブルーロックでは千切くんと並ぶ美少女系イケメンだと思う。
「にしても相変わらず顔もスタイルも非凡やなぁ、姫。」
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めめ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています！誰が喋っているのか吹き出し前に付けていただけるとよりわかりやすくて読みやすいなと感じました。更新楽しみにしています(^^) (2022年11月24日 0時) (
レス) @page16 id: 046701b798 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ころりんさん» 夢主ちゃんは凪の事は苗字呼びだから名前呼びしてないです。だから凪は誠志郎って呼んでほしいっていう意味で言っています (2022年11月21日 0時) (レス) id: d41fc0cc07 (このIDを非表示/違反報告)
ころりん - 4話の名前について話してるくだり、もう名前で呼んでるのに名前で呼んで欲しいってどういうことですか？ (2022年11月18日 21時) (レス) @page5 id: d13e34f292 (このIDを非表示/違反報告)
機関車トーリマス - 面白いです！最高です！続き待ってます！ (2022年11月8日 5時) (レス) @page14 id: b3f1cd4664 (このIDを非表示/違反報告)
オタなーん - 面白いです！ (2022年10月26日 15時) (レス) @page7 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋 | 作成日時：2022年10月2日 23時
