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1話 ページ2

私の名前は姫月A。何処にでもいる普通の女子高生……だった。5日前までは。

「姫、自主練用のドリンク足りないから頼んでもいいか?」

「もちろん!潔くんと…蜂楽くんも一緒かな?持っていくから先に行ってて。」

「にゃっほ〜い!あんがと姫ちゃん♪行こうぜ潔〜!」

「おう」

そう、私は5日前に招集された世界一のストライカーを創り出すプロジェクト、青い監獄(ブルーロック)にマネージャーとして在籍している。

というのも、青い監獄(ブルーロック)の総指揮である絵心甚八とは遠い親戚で、選手の事をしっかり管理できる観察眼と選手個人の分析が得意な人が必要だったらしく、そこに丁度良く私がいたから招集したとの事らしい。

「潔くん、蜂楽くん!ドリンク置いとくよ〜。」

「あいあいさー!」

「うす!ありがと!」

さて、チームZはこの後皆自主練だから私は一旦甚八のとこで休憩しようかなぁ〜。

「ん、あれ?千切くんはもう練習いいの?」

「あぁ…。」

「そっか……」

「?…なんだよ。」

「いやぁ…えっと……」

千切豹馬。確か元々のデータではスピードを活かしたプレーで圧倒するスプリンター型の選手だったはずだけど…

「もう練習上がるなら少し時間あるかな?」

「時間…?あるけど…」

「良かった。ちょっとこっち来て。」

怪訝そうに首を傾げる千切くんを横目にスタスタと歩いて辿り着いたのはメンテナンスルーム。まあ、学校で言う保健室みたいな所だ。ちなみにメンテナンスルームは予定には無かったが甚八にお願いして作ってもらった。

「よし、じゃあここに座って靴と靴下を脱いで。」

「は?」

意味が分からないという顔できれいな顔を歪める千切くんに私ははぁ、とため息をついてグイッと手を引っ張り椅子に座らせて靴と靴下を脱がせた。

「ちょ、いや…おい、!」

「千切くん、キミ前にけっこう大きな怪我してるでしょう?多分右膝。走り方でバレバレだよ?」

「っ!」

私は座っている千切くんの前にしゃがみ込んで右足をマッサージするためにそっと触れた。

「ごめんね、あまり個人の問題だし無闇に首突っ込むものじゃないって分かってるんだけど、私ここに来る前にキミのプレー見たことあるし気になって…。私が見たことあるキミは凄かった。でも、今の千切くんじゃここ青い監獄(ブルーロック)じゃ生き残れない。」

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めめ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています!誰が喋っているのか吹き出し前に付けていただけるとよりわかりやすくて読みやすいなと感じました。更新楽しみにしています(^^) (2022年11月24日 0時) (レス) @page16 id: 046701b798 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ころりんさん» 夢主ちゃんは凪の事は苗字呼びだから名前呼びしてないです。だから凪は誠志郎って呼んでほしいっていう意味で言っています (2022年11月21日 0時) (レス) id: d41fc0cc07 (このIDを非表示/違反報告)
ころりん - 4話の名前について話してるくだり、もう名前で呼んでるのに名前で呼んで欲しいってどういうことですか? (2022年11月18日 21時) (レス) @page5 id: d13e34f292 (このIDを非表示/違反報告)
機関車トーリマス - 面白いです!最高です!続き待ってます! (2022年11月8日 5時) (レス) @page14 id: b3f1cd4664 (このIDを非表示/違反報告)
オタなーん - 面白いです! (2022年10月26日 15時) (レス) @page7 id: e0d32b81e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠恋 | 作成日時:2022年10月2日 23時

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